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» 2010年06月17日 00時00分 公開

あなたのWebを入力しやすくするjQueryプラグイン10選CSSの書き方も分かるjQueryプラグイン実践活用法(終)(3/5 ページ)

[葛西秋雄,@IT]

【5】パスワードの入力を補助する「PassRoids」

 会員登録などのWebフォームでは、ほとんどの場合、ユーザー名とパスワードなどを入力させます。ところが、パスワードに「名前」「誕生日」「電話番号」など容易に解読できる文字を入力する人が、結構います。

 jQueryの「PassRoids」プラグインを使用すると、ユーザーが入力したパスワードの強度をチェックして、すぐ解析されるようなパスワードを入力したとき再入力させるといったことが可能です。

ALT 図4 入力したパスワードの強度が表示された(画像をクリックすると、別ウィンドウで実行サンプルを表示します)

ステップ1:CSSとライブラリをCDN経由で組み込む

 お好みの開発ツールまたはエディタを起動して、新規ファイルを作成したら、<head>要素に<link>要素と<script>要素を追加して、CSSとjQueryのライブラリを組み込みます。

<head>
  <link href="style.css" rel="stylesheet" type="text/css" />……【1】
  <script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.3.2/jquery.min.js" type="text/javascript"></script>……【2】
  <script src="jquery.passroids-ja.js" type="text/javascript"></script>……【3】
</head>
  1. Webページの基本スタイルが宣言されている
  2. jQueryのライブラリをGoogle CDN経由で取り込む
  3. PassRoidsプラグインのライブラリをダウンロードして取り込む

ステップ2:XHTMLで骨格を定義する

 <body>要素に<form>要素を追加したら<input>(password)要素を2個配置して、パスワードと再確認用のパスワードを入力させます。

<form>
  パスワード:<br />
  <input type="password" id="password" /><br />
  再入力:<br />
  <input type="password" id="password2" /><br /><br />
  <input type="submit" value="送信" id="mysubmit" />
</form>

ステップ3:プラグインを組み込む

 <head>要素に<script>要素を追加したら、次のようなコードを追加してPassRoidsプラグインを組み込むと完成です。

<script type="text/javascript">
  $(function() {
      $('form').passroids({
          main: '#password',       // メインパスワードを入力する要素のセレクタ
          verify: '#password2',    // 再入力のパスワードを入力する要素のセレクタ
          button: '#mysubmit',     // 送信ボタンのセレクタ
          minimum: 2           // パスワードの強度を指定(0〜3)
      });
  });
</script>

 ここでは、jQueryのセレクタで<form>要素を検索してpassroids()メソッドを実行します。このメソッドの引数mainには、メインパスワードを入力する要素のセレクタを指定します。

 引数verifyオプションには、再入力(確認)用のパスワードを入力する要素のセレクタを指定します。引数buttonには、送信ボタン要素のセレクタを指定します。引数minimumオプションには、パスワードの強度をレベル0〜3(0:弱い、1:普通、2:強い、3:理想)の範囲で指定します。verifyオプションを指定したときは、メインパスワードと再入力用のパスワードが不一致のときエラーメッセージを表示します。

 passroids()メソッドの引数minimumに「2」を設定したときは、パスワードが「弱い」「普通」のときは許可されません。

【6】パスワードの入力文字を1字だけ残す「dPassword」

 テキストボックスにパスワードを入力するとき、入力した文字が「●」で表示されます。「dPassword」プラグインを使用すると、iPhoneのように直前に入力した1文字だけ表示できるので、誤入力を防げます。

 例えば、パスワードとして「@it」を入力したときは「●●t」のように表示されます。そして、一定の時間が経過すると最後の「t」も「●」に変わります。

ALT 図5 テキストボックスに最後の文字「t」が表示されているところ(画像をクリックすると、別ウィンドウで実行サンプルを表示します)

 使い方は、【5】パスワードの入力を補助する「PassRoids」とほぼ同様にします。ライブラリを設定したら、<body>要素に<form>要素を追加して、以下のような<input>(password)要素を追加します。

<input type="password" name="password" id="password" value="" />

 <head>要素に<script>要素を追加したら、次のようなコードを追加してdPasswordプラグインを組み込むと完成です。

$('input:password').dPassword();

 次ページでは、テキストエリアを使いやすくするプラグインとしてautoResize、maxlengthの使い方を説明します。

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