iPhone/Android、2つのアプリを同時に作るときのコツを紹介します。“分かったつもり”が危ない!注意しないといけないポイントがあります。
スマートフォンと一くくりになっていますが、iPhoneとAndroidは別のOSです。MacとWindowsの差だと思ってとらえると分かりやすいかもしれません。
例えば、ウィンドウのボタンの配置に関しては、Macは左上にボタンがありますが、Windowsの場合は右上です。それぞれのUIパターンがあるので、同一のUIで設計すると、どちらのユーザーにとっても使いづらいアプリになってしまいます。それぞれの特性に合わせた、UI設計をしましょう。
Macは左上に閉じるボタンがありますが、Windowsは逆に右上にあります。
iPhone/Androidともに、ガイドラインがあります。特にiPhoneの場合はアプリケーションの審査があり、ガイドラインから外れたものは、iTunes App Storeに出品できません。そのため、ガイドラインの変更が審査を左右する場合もあります。
「以前はOKだったアプリケーションが、ガイドライン改定後はNG!」なんてことも起こります。細か目にガイドラインを見るとよいでしょう。例えば、以下のようにアイコンを並べて1つの絵になるアプリが以前はOKでした。改定後はNGになり、現在こういった表現のアイコンは審査で落ちてしまいます。
面白法人カヤックの作っているアプリの中にもiPhone/Android版両方で展開しているアプリがいくつかあります。その中の1つ位置情報連動型グループチャットアプリ「Nakamap」を紹介します。機能面はほぼ同じですが、見比べてみて分かるものがあります。
iPhoneにある戻るボタン(この場合はグループ一覧)、Androidには戻るボタンがハードに付いているので、アプリ内に入れることはあまりありません。またAndroidの戻るボタンは、ブラウザのバックボタンとにていて、異なるサイト間を行き来できるように、異なるアプリケーション間でも戻れます。
iPhoneの場合、共通メニューなどは、常に表示させておく物が多いですが、Androidにはメニューボタンがハード側についていて、それを押して共通メニューを表示させます。
また、iPhoneアプリと違い、ステータスバーは利便性があるので、なるべく出す方がお勧めです。
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