A:インストールされているSQL Serverの情報やインスタンス、設定パラメータなどは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Serverというキーの下に保存されている。
Q1では、インストール済みのSQL Serverをサービス名から検索する方法を紹介した。これ以外にも、レジストリから調査する方法もある。
SQL Serverをインストールすると、以下のレジストリにインストールしたインスタンスの情報などが書き込まれるので、そこから判断することもできる。
項目 | 内容 |
---|---|
キー | HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server |
値の名前 | InstalledInstances |
型 | REG_MULTI_SZ |
値 | インストールされたインスタンス名が列挙されている |
SQL Serverのインストール済みインスタンス名 |
A:「SQL Server構成マネージャー」というGUIのツールを利用する。
SQL Server 2005以降では、「SQL Server構成マネージャー」というGUIの管理ツールが利用できる。[スタート]メニューに[Microsoft SQL Server 2008 R2」などという名前のプログラム・グループがあり(バージョン番号はインストールされている製品のバージョンによって異なる)、その中に[構成ツール]−[SQL Server 構成マネージャー]というツールがインストールされていれば、それを起動する。ただしインストールの形態によってはこのツールはインストールされていないことがある。
ツールを起動して、「SQL Serverのサービス」ツリーをクリックすると、右側のペインに登録されているサービス(インスタンス)の一覧とそのサービスの実行状態などが表示される。
ここからさらにサービスを1つ選んで右クリックし、ポップアップ・メニューから[プロパティ]を選択すると、その詳細情報を取得したり、設定を変更したりできる。次の画面は、「SQL Server (MSSQLSERVER)」インスタンスのプロパティを表示させたところだ。SQL Serverのエディション(SKU名)やService Packレベル、バージョン、インストール・パスなどの情報を取得できる。
今回はSQL Serverがインストールされているかどうかや、インストール先のパス、インスタンス名などを調べる方法を紹介した。次回は管理ツールの種類や使い方の基本について解説する。
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