まだjQuery Mobileを触ったことのないWeb制作者向けに、基本的な利用方法を学びながら、jQuery Mobileを使った簡単な企業サイトの構築の仕方を解説していきます。今回は、画面遷移の制御、アイコン表示、ナビゲーションバー、検索フィルタ、基本的なHTMLスタイル、固定ポジションモードなどを紹介します
前回の第2回「触りながら覚えるスマホ向け企業サイト設計の基礎知識」では、サイトの基本構造についての説明と、トップページのコーディングに合わせてヘッダ、フッタなどのツールバー、リストビューコンポーネントを紹介しました。
新年1発目となる本連載の第3回はお知らせページの作成を進めつつ、画面遷移の制御、ボタンに関する細かな指定、ナビゲーションバー、リストの検索フィルタ、基本的なHTMLスタイルと固定ポジションモードを紹介します。
前回と同じものですが、サンプルファイルを用意してあります。こちらからダウンロードして利用してください。
まずお知らせページの設計から始めましょう。全体の構成、ファイル構成、各種画面構成を決めます。
お知らせページは複数のカテゴリがあり、それにひも付く複数の記事から構成されています。
お知らせトップには、すべてのカテゴリから最新の記事を3件表示し、各カテゴリアーカイブではそれぞれの最新記事を3件表示します。具体的には、以下のようなページ構成です。
全体構成がそのままディレクトリとファイル構成になります。
お知らせトップ画面では、ヘッダにホームへ戻るボタンを配置し、カスタムツールバーを利用して3つのカテゴリアーカイブへ遷移するボタンを置きます。
カテゴリアーカイブでは、ヘッダにお知らせトップへ戻るボタン、さらに右側にホームへ戻るボタンを配置します。こちらもトップと同様にカテゴリのアーカイブへ遷移するナビゲーションバーをヘッダ下部に配置します。
個別ページでは、ヘッダにカテゴリトップ、ホームへの戻るボタンを配置します。こちらもトップと同様にカテゴリのアーカイブへ遷移するナビゲーションバーをヘッダ下部に配置します。
単純な構成ですが、これで設計を終わります。
ここからは、お知らせページの制作に取り掛かりましょう。この記事では前回同様すべてのソースは掲載せず、ポイントとなる部分を紹介していきます。サンプルサイトとサンプルソースコードを確認しながらポイント部分を読み進めてください。
また、jQuery Mobileでスマホ向け企業サイトに使える実践的なコード例も以下のように出てきますので、参考にしてください。下記リストはリファレンス的に使えるように、インデックスになっています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.