これまでで、お知らせトップとカテゴリアーカイブで利用している要素の説明が終わりました。残るお知らせ詳細ページで利用する基本的なHTMLのスタイルを紹介します。
jQuery Mobileでは、あらかじめ基本的なHTMLタグにスタイルが設定されています。簡単な文章であればスタイルを指定する必要はあまりないかもしれません。ただし、和文を前提に指定されているわけではないので、こだわりたい場合は独自にスタイルを指定した方が見やすくなると思います。
<div data-role="content"> <h1>H1 見出し</h1> <h2>H2 見出し</h2> <h3>H3 見出し</h3> <h4>H4 見出し</h4> <h5>H5 見出し</h5> <h6>H6 見出し</h6> </div>
<div data-role="content"> <p>パラグラフタグを使ったダミーの文章が入ります。パラグラフタグを使ったダミーの文章が入ります。パラグラフタグを使ったダミーの文章が入ります。パラグラフタグを使ったダミーの文章が入ります。パラグラフタグを使ったダミーの文章が入ります。</p> <p>パラグラフタグを使ったダミーの文章が入ります。パラグラフタグを使ったダミーの文章が入ります。パラグラフタグを使ったダミーの文章が入ります。</p> </div>
<div data-role="content"> <ul> <li>リスト1</li> <li>リスト2</li> <li>リスト3</li> </ul> <ol> <li>リスト1</li> <li>リスト2</li> <li>リスト3</li> </ol> <dl> <dt>定義リスト1</dt> <dd>内容が入ります。</dd> <dt>定義リスト2</dt> <dd>内容が入ります。</dd> </dl> </div>
この他にテーブルタグや強調タグなど若干のスタイルは指定されていますが、簡易的なものになっています。ある程度なれてきたらjQuery Mobileの自分用スタイルを用意するのもいいかもしれません。
基本的なHTMLフォーマットについては、「基本的なHTMLフォーマット | jQuery Mobile 1.1.0 日本語リファレンス」に詳しく記載されています。
固定ポジションモードは固定ヘッダ、フッタを実現できます。固定ヘッダ、フッタはスクロールしても必ず固定表示されます。
指定方法はヘッダ、フッタに対して「data-position="fixed"」を指定するだけです。
<div data-role="page"> <header data-role="header" data-position="fixed"> </header> <div data-role="content"> </div> <footer data-role="footer" data-position="fixed"> </footer> </div>
先ほどのサンプルに指定してWebブラウザで表示してみます。
固定ポジションを指定しているときはタップまたはクリックすることで固定ヘッダ及びフッタを一時的に非表示にできます。以下が実際にヘッダを非表示にした状態です。
上記のサンプルだとナビゲーションバーまで固定表示されてしまっています。これは、ナビゲーションバーのタグがヘッダタグに含まれてしまっているためです。よって、ヘッダタグの外に出すことで固定表示の対象外にできます。
以上、第3回はお知らせページの作成を進めつつ「画面遷移の制御」「ボタンに関する細かな指定」「ナビゲーションバー」「リストの検索フィルタ」「基本的なHTMLスタイル」と「固定ポジションモード」を紹介しました。
かなり細かくなりましたが、知っていることで、さまざまな表現がかなり簡単にできることが分かってきたかと思います。
次回、第4回では、サービスページと企業情報ページの作成を進めつつ「開閉式とアコーディオン式コンテンツ」「ビジュアルの表示」「コンテンツのレイアウト」、「Googleマップの表示」について紹介していきます。
野中 龍一(のなか りゅういち)
クラスメソッド株式会社で企画、制作、運用までやるWeb担当。広義のHTML5、JavaScript、jQuery、CSS3、PHP、Webデザイン、Linuxに興味があります。
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