連載
» 2013年03月15日 17時00分 公開

Apache CloudStack開発用クラウド環境の構築CloudStackによるプライベートクラウド構築術(10)(2/3 ページ)

[クリエーションライン株式会社,@IT]

開発環境のセットアップ

 CloudStackの開発には、JavaベースのIDEツールであるEclipseを使用します。また、ビルドにはMavenを使用しますので、Eclipse用のMavenプラグインをインストールしておきましょう。

 このほかにも、PyDevプラグインをインストールしておくとPythonのコードもEclipseで開発できます。リポジトリ管理用のGitクライアントとしてEgitを利用される方は、Egitプラグインもインストールしておくといいでしょう。

 本稿では、Windows系OS上で開発環境を構築する前提で解説を進めます。

 まずはJavaの実行環境とEclipse、各種開発言語の実行環境を用意するためにCygwinも導入しておきます。


前準備:JDKの導入

 CloudStackはJavaで書かれていますので、利用するにはJDKが必須です。下記サイトから、JDKをインストールしておきます。インストール時にPATHとして、環境変数「JAVA_HOME」を追加しておきましょう。JDK6のダウンロードサイトは下記の通りです。

前準備:Cygwin環境の導入

 ビルドする際に各種Linuxコマンドなどを使用しますので、Windows環境で開発環境をセットアップする際にはCygwinをインストールしておきます。Cygwinの導入については下記を参照ください。Cygwin導入時に導入したいツール/コンポーネントの選択で、Devel、Utils、Netなどを選択しておきます。

前準備:開発環境Eclipseのセットアップ

 Java、Pythonにはさまざまな統合開発環境がありますが、Eclipseが最も使いやすいでしょう。本連載ではEclipse環境を前提に解説を進めます。Eclipseは下記サイトから、バイナリをダウンロードしインストールします。

 Eclipseのインストールが終わったら、起動してみてください。Eclipeseのメニューで「Project」「Build Automatically」をチェックオフしておきます。

 さらに、EclipseプラグインであるEgit、Maven、PyDevをインストールしておきます。

 EGitとMavenのインストールはEclipseを起動し、メニューから「Help」‐「Install New Software」を選択すると、Installダイアログが出てきますので、「Work with: -- All Available Sites -」‐「type filter text」で「EGit」や「Maven」を検索するとプラグインが表示されます。以降は、インストラクションに従ってインストールします。

 PyDevのインストールは、Eclipseの「メニュー」‐「Add」‐「Work with」に、「http://pydev.org/updates」を追加して選択しておきます。その上で、「type with text」から「PyDev」を検索して表示されたプラグインをインストラクションに従ってインストールします。

前準備:Python実行環境の導入

 CloudStackのツールやビルド用スクリプトなどはPythonで書かれているものが多いので、Pythonの実行環境も用意しておきます。Cygwinインストール時にPythonもインストールしているかもしれませんが、Windows環境ネイティブでのPython環境を必要とする場合があるので、一応インストールしておきます。

 ここでは、Python.orgからバージョン2.7.3をダウンロードし、インストールしておきます。システム環境変数PATHに、Pythonをインストールしたディレクトリのパスを追加しておきましょう。

前準備:ビルドツールMavenの導入

 Mavenをビルド時に使用しますので、Mavenを下記サイトからバイナリをダウンロードしインストールします。PATH環境変数にはbinディレクトリのパスを追加しておきます。

前準備:MySQLの導入

 CloudStackの管理サーバにはMySQLを使用します。ローカルマシンで管理サーバを起動する場合はMySQLをインストールしておきます。本稿ではバージョン5.1.xを推奨しますが、本稿執筆時点ではバージョン5.5環境を使用している開発者もいるようです。

 ローカルPCにMySQLの環境を用意する場合はインストールしておきます。

前準備:Python用DB接続コネクタMySQL Connector

 PythonプログラムからMySQLに接続するにはMySQL Cponnectorを使用します。下記WebサイトからMySQL Connector/Pythonをダウンロードしインストールしておきます。

前準備:DB監視ツールMySQL Workbench

 必要に応じて、MySQL Workbenchをダウンロードしインストールしておきます。視覚的に管理DBを参照できます。

前準備:isoライブラリ作成用Mkisofsの導入

 ビルドプロセスでISOライブラリを作成する際に必要になりますので、下記Webサイトからダウンロードしインストールしておきます。インストーラーなどはないので、実行ファイルmkisofs.exeを適当なディレクトリに配置して、PATH環境変数にパスを登録しておきます。

  • Mkisofs.exe(exeファイルへの直接リンクです)

前準備:setuptools

 cloudmonnkey CLIツールなどで必要になります。Python2.7の環境の場合、下記サイトから、setuptools-0.6c11-py2.7.eggをダウンロードし、適当なディレクトリに置きます。

 その後、下記要領で、setuptoolsをインストールします。

ln -s /cygdrive/c/Python27/python.exe python2.7
PATH=.:$PATH 
sh setuptools-0.6c11-py2.7.egg
rm python2.7

前準備:GitExtensions

 Windows環境で視覚的にGitリポジトリなどを操作したいという場合、下記WebサイトからGitExtensionsをダウンロードしインストールしておくとよいでしょう。

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