ITS/BTSは実際に、どのように使われるのでしょうか。バグの発見から対応完了までの流れを例に見ていきましょう。例に登場する人物は以下の3人です。
それぞれ異なる役割の担当者が、作業・確認をしてタスクを進めているのが分かると思います。
検証担当者はバグを発見すると、バグの詳細を記述したチケットを新規に作成します。作成の際に担当者を管理者にすることで、バグが発見された通知が管理者に送られます。
管理者はチケットに記述されたバグ情報を確認し、修正担当者をアサインします。
チケットに記述されたバグ情報を確認し、そもそも仕様通りの場合や検証担当者の誤認だった場合は対応不要のため、理由を記述したうえでチケットのステータスを"却下"に変更し、終了します。
修正担当者はバグの修正対応を行い、その対応の詳細をチケットに記述します。再度検証を行うため、担当者をテスト担当者に変更します。
対応完了になっているチケットから、検証を開始するチケットを選択し「検証中」に変更します。
バグの修正対応が不十分であった場合、「検証NG」として差し戻しを行います。
バグの修正対応に問題がないと確認できた場合「検証OK」とし、管理者に最終承認を行ってもらいます。
検証結果を確認し、検証内容に不備があった場合や、追加で検証を行ってほしい項目などがあれば、 検証担当者に追加の検証を行ってもらいます。
検証結果に問題がなければ承認とし、チケットのステータスを「終了」にします。
1分―― ITS/BTSで何ができるのか
3分―― なぜITS/BTSが重要なのか?
4分―― ITS/BTSとバージョン管理、継続的インテグレーションの連携
5分―― ITS/BTSの導入と運用
おまけ―― ガチで使えるITS/BTS、6選
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.