ITS/BTSとともに、「Subversion」「Git」などのVCS(バージョン管理システム)、「Jenkins」などのCI(継続的インテグレーション)ツールがソフトウェア開発で重要とされています。
ITS/BTSには、これらと連携できるものも多く、より効率的に高品質なソフトウェア開発を行う手助けをしてくれます。
VCSのコミットメッセージにチケット番号を記述することで、ソフトウェアの変更と課題やバグを紐付けることができ、双方向からの追跡が可能になります。
例えば、とあるコードの一部分がなぜ変更されたのかを知りたい場合、コミットメッセージに記述されたチケット番号から課題内容や対応経緯が記述されたチケットをたどることができます。
VCSのコミットメッセージに書くには長過ぎる詳細な対応内容や、経緯などはチケットに記述して紐付けを行うと良いでしょう。
CIツールと連携することで、どのチケットのどのコミットで静的コード解析の警告が出たのか、ビルドが失敗したのかをすぐに把握できます。
課題やバグの管理とコードの変更やビルドが別々に管理されていると後からの遡及が難しいですが、それぞれを連携させることによりトレーサビリティを高めることができます。
1分―― ITS/BTSで何ができるのか
3分―― なぜITS/BTSが重要なのか?
4分―― ITS/BTSとバージョン管理、継続的インテグレーションの連携
5分―― ITS/BTSの導入と運用
おまけ―― ガチで使えるITS/BTS、6選
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