ITS/BTSの多くは以下の共通した機能を持っています。
「進行中」「解決」「完了」などのステータスの変化や、担当者の変遷を「ワークフロー」で実現します。
ワークフローとは、関係者間の処理手順を規定したものです。ITS/BTSにおいては、誰が、どのステータスからどのステータスに変更できるか、誰から誰に担当者を変更できるかなどを定義します。
例えば、開発者が作業を行い、テスト担当者が検証を行い、結果を管理者が承認する、などの流れをワークフローで実現できます。これにより、誰が担当者で、どのような状態なのかが一目で分かるようになります。
過去に発生した課題やバグの履歴を蓄積、管理します。ステータスの変化や、対応状況、担当者などを記録しているため、詳細な情報を得ることができます。
今回発生した課題やバグと同様の問題が、過去にあるか調べたいことは多々あります。ITS/BTSでは、タグなどによる対象の絞り込みや、キーワードやクエリで検索することによって、同様の問題を探し出せます。
自身に課題やバグの対応が割り振られた場合や、担当しているチケットが更新された場合などに通知が行われます。
通知方法はメールが一般的です。他にも、システム内でバッジなどで通知を行う場合や、ユーザー自身がブラウザ拡張機能をインストールし、通知設定を行う場合などがあります。
1分―― ITS/BTSで何ができるのか
3分―― なぜITS/BTSが重要なのか?
4分―― ITS/BTSとバージョン管理、継続的インテグレーションの連携
5分―― ITS/BTSの導入と運用
おまけ―― ガチで使えるITS/BTS、6選
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