ガチで5分で分かるITS/BTS&使えるツール6選(2/7 ページ)

» 2013年06月27日 18時00分 公開
[天沼健仁TIS株式会社]

1分―― ITS/BTSで何ができるのか

 ITS/BTSの多くは以下の共通した機能を持っています。

「ワークフロー」による集中管理

 「進行中」「解決」「完了」などのステータスの変化や、担当者の変遷を「ワークフロー」で実現します。

 ワークフローとは、関係者間の処理手順を規定したものです。ITS/BTSにおいては、誰が、どのステータスからどのステータスに変更できるか、誰から誰に担当者を変更できるかなどを定義します。

 例えば、開発者が作業を行い、テスト担当者が検証を行い、結果を管理者が承認する、などの流れをワークフローで実現できます。これにより、誰が担当者で、どのような状態なのかが一目で分かるようになります。

履歴管理

 過去に発生した課題やバグの履歴を蓄積、管理します。ステータスの変化や、対応状況、担当者などを記録しているため、詳細な情報を得ることができます。

課題、バグの検索

 今回発生した課題やバグと同様の問題が、過去にあるか調べたいことは多々あります。ITS/BTSでは、タグなどによる対象の絞り込みや、キーワードやクエリで検索することによって、同様の問題を探し出せます。

ユーザー通知

 自身に課題やバグの対応が割り振られた場合や、担当しているチケットが更新された場合などに通知が行われます。

 通知方法はメールが一般的です。他にも、システム内でバッジなどで通知を行う場合や、ユーザー自身がブラウザ拡張機能をインストールし、通知設定を行う場合などがあります。

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