米ヴイエムウェアは、拡張性の高い分散共有ストレージが構築できる「Virtual SAN」の新しいβ版を公開した。
米ヴイエムウェアは2013年11月26日、拡張性の高い分散共有ストレージが構築できる「Virtual SAN(VSAN)」の新しいβ版を公開した。
ヴイエムウェアのブログによると、VSANのβリフレッシュ版は、ストレージ容量の引き上げや新しい管理機能などが特徴となる。ストレージの上限は、これまでディスクグループ当たりSSDが1台、HDDは6台だったのに対して、βリフレッシュ版ではHDDの上限を7台に引き上げた。サーバの多くがディスクスロットを8基備えていることに対応した。
vCenter 5.5が備えるRuby Virtual Console(RVC)には新コマンドを追加し、VSANクラスタの詳細な性能分析を可能とした。また、vCloud Suiteのタスク自動化への関心の高まりに応えて、新コマンドレットの「VSAN PowerCLi」をリリースした。
一方、同社が2012年9月に報告していた、サポートされていないAHCIコントローラの問題は、今回のβリフレッシュ版で修正された。ほかにも多数の不具合を修正している。
VSANのβリフレッシュ版は、有効なMyVMwareアカウントを持っているユーザーが入手できる。ESXiとvCenterも最新版に更新する必要がある。
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