アプリをWindowsストアで見付けやすくしたら、次はストアの外に出てプロモーションを行い、アプリの存在を広める必要がある。ガイドの「アプリ公開後のプロモーション」の章から、幾つかの施策を紹介しよう。
ガイドでは、アプリを広めるメディアをペイド(Paid)メディア、オウンド(Owned)メディア、アーンド(Earned)メディアの3つに分類している。ペイドメディアは、その名の通り、お金を払って出す広告だ。これはコストが掛かり、個人開発者やスタートアップにはなかなか難しいだろう。
そうなると、オウンドメディアかアーンドメディアの活用が考えられる。アーンドメディアについては後述するが、自分の所有するソーシャルメディアを活用することが、一番の近道になるだろう。
ガイドでは、下記のようにソーシャルメディア活用時の推奨事項と注意事項を示している。
筆者は以前、アプリを作って認定されストアに公開されるごとに、アプリの操作方法を動画で撮ってFacebook上にその動画をアップロードして宣伝していた。ユーザーが実際にダウンロードする前に「どのような内容のアプリか」が分かり、操作性も分かるので、これはなかなか良い方法であった。当然評判が良ければ「いいね」が付くので、アプリの評価の判断にもなる。
例えば、「四国八十八か所」というWindowsストアアプリの操作方法を、この当時はスマートフォンで動画を撮影していたので、画像は粗かったが、Facebookに投稿していた。一例が下記の動画だ。
また、このアプリを作成した当時のWindows OSは8.0だったので、現在のWindows 8.1とでは、表示が多少異なる点はご了承願いたい。
しかし、最近はアプリ作成の数も少なくなったので、この方法は採用せず、WindowsストアアプリのURLだけをFacebook上で公開している。これだけでも、「いいね」の数でアプリへの反応が分かるので効果的だ。
ガイドでは、下記のようにFacebook活用時の推奨事項と注意事項を示している。
Twitterで自分が公開したWindowsストアアプリのURLをつぶやくのも効果があるだろう。そのためには、常日頃からフォローしたりして、フォロワーの数を増やしておく必要がある。いくらTwitterで呟いてもフォローしてくれる相手がいないのでは話にならない。リツイートして拡散してもらえれば、大いなる宣伝力となる。
ガイドでは、下記のようにTwitter活用時の推奨事項と注意事項を示している。
また筆者は主催のメーリングリストを1個持っており、会員数も620名ほどいるので、新しいアプリが公開されるたびにメーリングリストにも流している。筆者が主催するメーリングリスト以外に、デザインに関するメーリングリストにも2つほど加入しているため、そちらにも公開したアプリのURLなどを記載して投稿する方法を取っている。
ガイドでは、下記のように電子メールのテンプレートも紹介しているので、活用してみてはいかがだろうか。
日本人にとって、名刺はなくてはならないものだ。初対面の相手には必ず名刺を渡す。この慣例をWindowsストアアプリの宣伝に利用しない手はないだろう。自分のお気に入りのWindowsストアアプリのURLを名刺の片隅にでも、ちょこっと、何気なく印刷しておくだけでも、もらった側の人間は「これは何だろう?」と思って、必ずそのURLにアクセスしてくれるはずだ。そうなれば、こっちのものだ。この方法をぜひ試してほしい。
ガイドでは、下記のように名刺のテンプレートも紹介しているので、こちらも活用してみてはいかがだろうか。
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