Selenium VBAを使って自動でブラウザーを操作してスクショをExcelに張り付けてみたテストエビデンス取得自動化の秘技(前編)(2/4 ページ)

» 2014年08月21日 18時00分 公開
[薬師寺国安PROJECT KySS]

Selenium VBAの基本的な使い方

 ここからは、Selenium VBAを使ってみよう。

Selenium IDEの起動

 すでにFirefoxは起動しているから、メニューバーから「ツール」を選択する。Firefoxを初めて起動した際には、メニューバーが表示されていない場合があるので、Firefoxの上部のバーを右クリックして表示されるメニューから、「メニューバー」を選択する(図6)。

図6 「メニューバー」を選択する

 すると、図7のようにFirefoxにメニューが表示される。

図7 メニューが表示された

 図7の画面で「ツール」を選択する。すると、「Selenium IDE」というメニューが表示される(図8)。

図8 「Selenium IDE」というメニューが表示された

 クリックすると「Selenium IDE 2.5.0」の画面が表示される(図9)。

図9 「Selenium IDE 2.5.0」の画面が表示された

 図9の画面から[オプション]→[フォーマット]と選択し、「VBA / Remote Control」を選択しておく(図10)。

図10 「VBA / Remote Control」を選択する

 図10の「Base URL」に、今回はテスト的に「http://www.google.co.jp」と指定している(図11)。これは、後ほど解説するが、「テストの記録」状態で、Firefoxで開いたページのURLが「Base URL」として登録されるだけで、Firefoxのアドレスバーに新しいURLを入力してリターンキーを叩くと、「Base URL」はそのアドレスバーに入力したURLに変更される。

図11 「Base URL」にGoogleのURLが指定されている

 図10の右端に表示されている「赤い●」が少し薄くなって表示されている状態は、これから行うWeb上の作業を全て記録していくことを表している。「アクション」メニューを見ると「テストの記録」にチェックが付いている(図12)。

図12 「テストの記録」のチェックが付き、「赤い●」が少し薄く表示されている

 再度「赤い●」をクリックすると、「赤い●」が少し濃くなり、「アクション」メニューの「テストの記録」のチェックは外れている(図13)。この「赤い●」をクリックして切り替えることで、「テストの記録」のオンとオフの切り替えができる。

図13 「テストの記録」のチェックが外れ、「赤い●」が少し濃くなっている

 図12と図13の「赤い●」を比較すると、「テストの記録」のチェックが外れている方が、赤い色が若干濃く表示されているのが分かる。

テスト記録の流れ

 では、「赤い●」をクリックして「テストの記録」状態にしよう。今回は例として@ITの「Excel VBA」の連載のページを表示させる一連の流れを記録してみよう。

 Firefoxのアドレスバーに「http://www.atmarkit.co.jp」と入力する。表示された画面から、「PC記事ランキング」内の「Excelでプログラムの作成を始めるメリットとマクロの基本」を選択する(図14)

図14 「PC記事ランキング」内の「Excelでプログラムの作成を始めるメリットとマクロの基本」を選択する

 選択した記事の内容が表示される。次に表示された記事内の「記事ランキング」に表示されている「Excelに入力フォームを作成、コントロールを追加、表示、ボタンでイベント実行」を選択する(図15)。

図15 「Excelに入力フォームを作成、コントロールを追加、表示、ボタンでイベント実行」を選択する

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