まずは新規にページを作成し、その名前を「データ追加」としておく。そして、各セルに文字を入力し、データ入力部のセルのセル型を「テキストボックス」および「ボタン」に変更する。リボンの[ホーム]タブでフォントを太字にしたり、大きさを調整したり、文字表示部のセルを結合したりする。
一番上の「データ追加」と左端に表示されている「名前:」などのテキストはセルを結合して文字を入力しただけだ。一方、その右側の4つの入力用テキストボックスのセル型は「ふりがな:」の隣にあるものだけが「ふりがなテキストボックス」であり、その他は「テキストボックス」になっている。
「ふりがなテキストボックス」は特定のセル(テキストボックスもしくは複数行テキストボックス)に関連付けることで、そこに入力された文字のふりがなが自動的に入力される。また、右ペインの[セル型]タブにある[ふりがなの文字種]で[半角カタカナ][全角カタカナ][ひらがな]のいずれかを選択することで、ふりがなの種類を選択できる(ここでは[ひらがな]とする)。これらを設定している画面を以下に示す。
次に、セル型を「テキストボックス」および「ふりがなテキストボックス」に設定したセルと、テーブルのフィールドとのデータ連結を行う。これには先ほどの行テンプレート編集と同様に、ナビゲーションウィンドウからテキストボックスにフィールドをドラッグ&ドロップするだけでよい。あるいは右ペインの[データ連結]タブにある[データソース]と[連結フィールド名]の2つのドロップダウンから適切なデータソースとフィールドを選択してもよい。
各フィールドについて、同様な作業を繰り返し行う。といっても、必要なのはマウス操作だけだから鼻歌混じりで作業できるだろう。
特別な設定は以上だ。あとは[追加]ボタンがクリックされたときに実行するコマンドを編集するだけで、データの追加が可能になる。これには[追加]ボタンを選択して、右ペインの[セル型]タブにある[コマンドの編集]リンクをクリックする。すると、以下のようなダイアログが表示される。
ここで[コマンド]ダイアログの[コマンドの選択]ドロップダウンから[テーブルデータの更新]を選択したら、[更新の種類]から[追加]ラジオボタンを選択する。[対象テーブル]は[内線番号表]がデフォルトで選択されているはずなのでそのままでよい(複数のテーブルから追加するテーブルを選択する場合などには、ここで対象となるテーブルを選択する)。
必要な作業はこれだけだ。これにより、[追加]ボタンがクリックされたときに、データ連結を行ったセルの内容が、テーブルに追加されるようになる。[フィールド]の下にある領域は、主にページ上に値が存在しない場合に使用する(日時や固定値など)。
以上で、[データ追加]ページの作成は完了だ。ただし、このページを表示する方法がない(デバッグ実行をすると分かるが、実際にはこのページが実行時に表示されるが、入力したデータが正しく入力されているかは確認できない)。そこで、「マスターページ」を使って、ページのナビゲーションを行ってみよう。
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