New Relic APIの活用とApplication Insightsのログ出力のカスタマイズ、Visual Studio Onlineによるロードテストの実施方法を解説する。連載完結。
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New RelicとApplication Insightsはいずれも外部からコントロールするためのAPIをいくつも提供している。取得する情報をカスタマイズしたい場合や、ダッシュボードにアクセスすることなく必要な情報のみ参照したいといった場合にこれらのAPIを活用する。
New RelicにはいくつもAPIが用意されており、大きく分けて以下の2種類がある。
New RelicのAgent APIや独自のインストルメンテーション設定を使用することにより出力の拡張、カスタマイズが可能だ。Agent APIのパッケージはNuGetで配布されている。
Agent APIパッケージをインストールすると次のダイアログが表示されるので、他のメトリクスと区別するための識別名を入力する。
インストールが終わると、独自のパラメーター、トランザクション名、HTMLページのブラウザーの応答性能を測定できるようになる(参考:.NET agent API)。
XMLファイルを作成し、エージェントをインストールしたフォルダー(デフォルトでは「%ALLUSERSPROFILE%\New Relic\.NET Agent」フォルダー=「C:\ProgramData\New Relic\.NET Agent」フォルダー)の下にあるextensionsフォルダーにコピーすれば自動的に読み込まれる(参考:.NET custom instrumentation)。
このインストルメンテーションの結果はNew Relic Proを契約して独自にダッシュボードを作ることで参照可能になる。Azure新ポータルからFree以外のプランを選択して、New Relicポータルで作成する。
今回は1インスタンスのみサポートされるS1を選択した。有料プランに変更すると、New Relicのポータルから独自のダッシュボードを作成できる。ダッシュボードは以下のようにして作成する。
今回はAgentのMetricsが実行された回数を調べるグラフを追加する。[Save and Finish]ボタンをクリックすると、ダッシュボードにグラフが追加される。
グラフは必要に応じて追加することが可能だ。サーバーとエージェントの情報を同時に表示することも可能なので、有料プランを契約している場合はぜひ試してみてほしい(参考:Creating custom dashboards)。
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