参考までに、図17は今回の環境で各負荷分散方式を試してみた結果です。
* IPハッシュではクライアントのIPにより選択されるサーバーが変わります。
** URIではURLアドレスにより選択されるサーバーが変わります。
第5回、第6回(本稿)でvCloud Airと既存オンプレミス環境の接続方法、vCloud Air上のネットワーク設定などを紹介しました。vCloud Airには、VPN(Virtual Private ネットワーク)、ロードバランサー、ファイアーウオールなど、現代的なITインフラに必須のネットワーク機能が備わっていることが確認できたと思います。
現在は「VMware vCloud Air Advanced Networking Services」の実装など、vCloud Airの次世代ネットワークテクノロジへの取り組みが期待を集めています。ぜひ、vCloud Airのネットワーク技術に触れて、「簡単」「速い」「次世代」の機能を体験してみてください。
次回は、vCloud Airの本丸ともいえるテーマである「ハイブリッドクラウド」について見ていきます。お楽しみに!
本稿執筆中の2015年6月4日にvCloud Airに関するニュースリリースが発表されました。今回の発表のポイントは三つの機能拡張です。
発表の詳細は、「【詳報】ヴイエムウェアのvCloud Airは、何がどう強化されたのか」でも解説しています。併せてご覧ください。
富士ソフト 山本祥正
当初はシステム開発志望だったが、2006年に仮想化技術に出会ってから方向転換し、仮想化一筋。数多くの仮想化の提案・案件を遂行し、最近では記事の執筆や講演活動も数多く行っている。
「仮想化/クラウド技術 日本一」を目標に日々励んでいる。
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