OS.jsは、Linux、Mac OS X、BSD、Windows環境へインストールできます。今回はWindows環境へのインストールを試してみましょう。
まず、nodeとnpmコマンドを実行できるようにするための「Node.js」をインストールします。インストーラーはNode.jsの公式サイトからダウンロードできます。
(Node.jsの参考記事)いまさら聞けない「Node.js」の基礎知識とnpm、Gulpのインストール
「OS.jsサイト」からWindows用インストーラーをダウンロードし、実行します。
「Node.js」が既にインストールされていれば、JavaScriptで書かれたタスクのビルドツール「Grunt」などもこのインストーラーでまとめてインストールされます。
(Gruntの参考記事)Gruntで始めるWeb開発爆速自動化入門:Gruntのインストールと使い方
これでローカルPCでOS.jsを実行する準備が整いました。
PCでサービスを開始します。コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
cd c:\osjs bin\win-start-dist
このコマンドプロンプトを開いたまま、ブラウザで「http://localhost:8000」にアクセスします。OS.jsのデスクトップ画面が表示されれば完了です。
ここから先はまたの機会に。追加アプリなどをGitHubで公開している方も既にいらっしゃるようです。GitHubアカウントを持っている人は、Windows上へコマンドラインでのGit環境を構築する「Git for Windows」もインストールしておくとよいでしょう
通信環境とブラウザ(あるいはビュワークライアント)があれば……となると、「Chromebook」「Chrome OS」「webOS」「Firefox OS」、シンクライアント、仮想マシン環境などが思い付きますが、OS.jsはいかがでしょう。
現段階では、一通り遊ぶと、「で?」となるかもしれません。しかし、動きはなかなか軽快ですし(マシン環境にもよりますが)、今後の展開次第で「もっと何かできそう」な可能性も感じませんか?
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