次に、Raspberry Pi 2 Model BへのMicroSDのセット、周辺機器の接続、OSのインストール作業に入る。これらに関しては下記の動画を参照してほしい。動画録画時間の制限上、1本の動画にまとめることができなかった。よって3本の動画に分けている。
Raspberry Pi 2 Model Bの本体と周辺機器の説明、MicroSDのセット、Raspbianのインストールまでの解説が動画1だ。
Raspbianの初期設定と日本語フォントのインストールまでの解説が動画2だ。加えて、日本語の入力や変換をするプログラムのインストールは途中で終わってしまうが、続きは動画3を参照してほしい。
動画2で使用したコマンドは下記の通りだ。
sudo raspi-config
sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname
日本語の入力や変換をするプログラムのインストールと、コンソール画面で日本語を表示するための「jfbterm」のインストール、およびRaspberry Pi 2 Model Bの終了処理についての解説が動画3だ。
動画3で使用したコマンドは下記の通りだ。
sudo apt-get install uim uim-anthy
sudo apt-get install jfbterm
動画3のようにRaspberry Pi 2 Model Bを終了させる場合は、「Menu」から「Shutdown」を選択して終了させるのだが、シャットダウンしても、本体の電源は切れていない。赤いライトが付いたままの状態になる。このシャットダウンした状態から、本体の電源をコンセントから抜けばいい。ただし万一、緑のライトが点滅している間は決して電源を抜いてはいけないので、注意してほしい。
なおRaspbianのインストール方法については、下記記事も参照してはいかがだろうか。
ここからは、Minecraft Piの操作方法について解説する。
基本的には、キーボードやマウス操作で動かすことができる。キーごとの機能を表1にまとめておいた。
キー | 動作 |
---|---|
w | 前に進む |
s | 後ろに下がる |
a | 左に水平移動 |
d | 右に水平移動 |
e | アイテムの一覧(「Esc」キーで閉じる)選択したアイテムは下のホットバーに登録 |
スペース | 飛行モードのときは上昇、通常モードのときはジャンプ |
スペース(連打) | 飛行モード/通常モードの切り替え |
←+Shift | 飛行モードでは下降、通常モードでは身をかがめる |
Esc | メニュー画面 |
Tab | カーソルをデスクトップ上に移動 |
マウスの動作は表2にまとめている。マウスを動かすことで、主人公を中心としたMinecraftの世界を見渡すことができる。
マウス | 動作 |
---|---|
マウスカーソル | 視点を変える |
右クリック | ブロックを置く |
左クリック | ブロックを破壊 |
ホイール | ホットバーの中のアイテムを選択 |
Minecraft Piの基本的な操作方法は動画4を参照してほしい。
以上で、Minecraft Piのインストールと操作方法は終わりだ。まずはMinecraft Piの世界で何ができるかが分かってもらえたと思う。今後の連載では、この世界をプログラミングで変えていくことになる。次回はMinecraft Piのためのプログラミングが簡単にできるScratchの画面の見方と操作方法について解説するので、お楽しみに。
薬師寺国安事務所代表。Visual Basicプログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。
1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。
1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット「PROJECT KySS」を結成。
2003年よりフリーになり、PROJECT KySSの活動に本格的に参加。.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。
Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindowsストアアプリを多数公開中。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。
Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。
Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。
Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。
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