「印刷」ボタンを押せばすぐ印刷できるように、「印刷メニュー」を作成しよう。ついでに、今まで作った「データの入力」「データの検索」「データの編集」メニューも追加しておこう。
「ラベル 顧客管理テーブル」を閉じ、Accessメニューの「作成」→「フォームデザイン」から、「メニュー」のフォームを作成する。
バックナンバーで何度か解説した手順と同様に、デザイン画面上に「ラベル」を配置していく。プロパティシートで、標題は「顧客管理メニュー」、立体表示は「影付き」、フォント名は「Meiryo UI」、フォントサイズは「14」、フォント配置は「中央」、フォント太さは「太字」、背景色は「背景-見出し(淡色)」を指定する(図11)。
次に、「データ入力」ボタン、「データ検索」ボタン、「データ編集」ボタン、「宛名印刷」ボタン、「終了」ボタンを一つずつ配置していく。完成形は以下の通りだ(図12)
ボタンを配置すると「コマンドボタンウィザード」が起動する。ここでボタンの動作を指定していく。上から一つずつ追加していこう。
「データ入力」ボタンは、種類に「フォームの操作」、ボタンの動作は「フォームを開く」を選択し、「次へ」をクリックする(図13)。
開くフォームは「データ入力フォーム」を選ぶ(図14)。
ボタンに表示する文字列は「データ入力」と入れる(図15)。続く、ボタンの機能を判別するための名称は「入力ボタン」と決めておく(図16)。
すると、フォーム上に「データ入力」ボタンが配置される。初期状態では見栄えが悪いので、表示サイズも調整しておく。プロパティシートから、フォント名は「Meiryo UI」、フォントサイズは「12」、フォント太さは「太字」と指定しておこう。図17のような見栄えになる。
同じ手順を繰り返して、「データ検索」ボタンと「データ編集」ボタンも追加しよう(図18)。
この他に配置するボタン | 開くフォームの指定 | ボタンに表示する文字 | ボタン名 |
---|---|---|---|
データ検索ボタン | データ検索フォーム | データ検索 | 検索ボタン |
データ編集ボタン | データ編集フォーム | データ編集 | 編集ボタン |
続いて、今回の主役である「宛名印刷」ボタンを配置する。このボタンには直接印刷コードを関連付けるので、「コマンドボタンウィザード」は使わずに、ここでは書式だけ設定しておく(必要な印刷コードは後述する)。
アプリケーションを閉じる「終了」ボタンも追加する。「終了」の動作は、コマンドボタンウィザードから「ボタンがクリックされた時の動作」→「アプリケーション」を選択し、ボタンの動作に「アプリケーションの終了」を選ぶと関連付けられる。
最後にメニューフォーム全体のデザインを調整する。今回は、フォームの縦サイズを調整し、フォームの背景色は「Access テーマ 10」を指定した(図19)。
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