インフラの更改やサービス移行などに伴って、権威DNSサーバを引っ越す際の正しい手順を紹介する。
権威DNSサーバの引っ越しには、正しい手順がある。間違った手順で行うと古い情報がいつまでも残り、引っ越しがうまくいかなくなることがある。詳細に興味がある方は、以下のドキュメントを参照いただきたい。
JPRS トピックス&コラム No.019「DNSサーバーの引っ越し〜トラブル発生を未然に防ぐ手順とポイント〜」
http://jprs.jp/related-info/guide/019.pdf
Internet Week 2011 ランチセミナー「DNS浸透の都市伝説を斬る〜ランチのおともにDNS〜」
http://jprs.jp/tech/material/iw2011-lunch-L1-01.pdf
ここでは、
というケースを前提に、権威DNSサーバをどのように引っ越せばよいかの手順について、ポイントを絞って解説する。
重要なポイントは、親ゾーンに登録している委任情報を切り替える前に、引っ越し元の権威DNSサーバに、引っ越し先の権威DNSサーバと同じゾーン情報を入れて並行運用することである。こうすることで、引っ越し元の古いDNS情報はTTL値で指定された時間の経過後にキャッシュから消え、トラブルを起こさずに引っ越しを完了させることができる。
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