Gitを使う準備が整いましたので、基本的なコマンドを試してみましょう。
「Documents」フォルダ内に「hello-git」フォルダを作り、このフォルダ内のファイルをGitで管理してみます。
「cd Documents/」と入力し、「Enter」キーを押して「Documents」フォルダに移動します。
「mkdir hello-git」と入力し、「hello-git」フォルダを作成します。
「cd hello-git/」と入力し、「Enter」キーを押して「hello-git」フォルダに移動します。
「touch hello.txt」と入力し、「Enter」キーを押して「hello.txt」ファイルを作成します。
「ls」と入力し、「Enter」キーを押して「hello.txt」ファイルが作成されていることを確認します。
以上で準備完了です。
幾つかの基本コマンドを使い、動作確認をしてみましょう。「リポジトリ」「コミット」という単語が出てきますが、Gitを使う上での“基本”用語です。知らない方は、記事「ガチで5分で分かる分散型バージョン管理システムGit」を参照してください。
「git init」コマンドを使用して、Gitの「リポジトリ」を初期化します。「git init」と入力し、「Enter」キーを押します。
「hello-git」フォルダ内に「リポジトリ」が作成されました。
ここで「git status」コマンドを使用して、ステータスを確認してみましょう。「git status」と入力し、「Enter」キーを押します。
「hello.txtファイルは追跡されてないよ」という旨のメッセージが表示されます。
「git add」コマンドを使用して、hello.txtファイルの追跡を開始します。「git add hello.txt」と入力し、「Enter」キーを押します。
再び「git status」コマンドを使用して、ステータスを確認してみましょう。「git status」と入力し、「Enter」キーを押します。
hello.txtファイルがコミットできる状態になりました。
「git commit」コマンドを使用して、変更内容を「リポジトリ」にコミットします。「git commit -m "first commit"」と入力し、「Enter」キーを押します。
hello.txtファイルがコミットされました。「git status」コマンドを使用して、ステータスを確認してみましょう。
「作業スペースがクリーンになった」という旨のメッセージが表示されます。
最後に「git log」コマンドを使用して、コミットの履歴を確認してみましょう。「git log」と入力し、「Enter」キーを押します。
以下の3つの情報が表示されます。
「コミットしたユーザーの情報」の名前とメールアドレスは、「初期設定」で設定した情報です。
本記事ではGitを使い始めるための環境構築について解説しました。Gitのインストールと動作確認は無事に終わりましたでしょうか。
今回解説を省略した、コマンドなど実践的な使い方などは、次回以降で詳しく解説していきます。お楽しみに!
クラスメソッド株式会社 iPhoneアプリサービス事業部所属のプログラマーです。iOSアプリの開発がメインですが、デザインやAWSなども勉強中です。
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