初心者でもWindowsやmacOSでできる、Gitのインストールと基本的な使い方：こっそり始めるGit／GitHub超入門（1）（1/5 ページ）

本連載では、バージョン管理システム「Git」とGitのホスティングサービスの一つ「GitHub」を使うために必要な知識を基礎から解説していきます。初回はGitを使い始めるための環境構築です。

[平屋真吾，＠IT]

今回の主な内容

• Windows環境でのGitのインストール
  • Git for Windows 2.7.2のダウンロード
  • インストーラーの起動からインストール完了まで
• Windows環境でのGitの初期設定
  • Gitのバージョンを確認するには
  • ユーザー名とメールアドレスを設定する
• 動作確認の準備（Windows）
• 幾つかの基本コマンドを使い、動作確認（Windows）
  • 「git init」でGitの「リポジトリ」を初期化
  • 「git status」でステータスを確認
  • 「git add」でファイルの追跡を開始
  • 「git commit」で変更内容を「リポジトリ」にコミット
  • 「git log」でコミットの履歴を確認
• macOS環境でのGitのインストール
  • Gitがインストールされているかどうかを確認する方法
  • ダイアログが表示された場合→Command Line Toolsのインストール
• macOS環境でのGitの初期設定
  • ユーザー名とメールアドレスを設定する
• 動作確認の準備（macOS）
• 幾つかの基本コマンドを使い、動作確認（macOS）
  • 「git init」でGitの「リポジトリ」を初期化
  • 「git status」でステータスを確認
  • 「git add」でファイルの追跡を開始
  • 「git commit」で変更内容を「リポジトリ」にコミット
  • 「git log」でコミットの履歴を確認
• 次回からは、コマンドなど実践的な使い方を紹介

　本連載「こっそり始めるGit／GitHub超入門」では、バージョン管理システム「Git」とGitのホスティングサービスの一つ「GitHub」を使うために必要な知識を基礎から解説していきます。具体的な操作を交えながら解説していきますので、本連載を最後まで読み終えるころには、GitやGitHubの基本的な操作が身に付いた状態になっていると思います。

　連載第1回のテーマは「Gitを使い始めるための環境構築」です。Gitのインストールと動作確認の手順について、WindowsとmacOSそれぞれの環境に対して解説していきます。ぜひ、この機会に環境構築にチャレンジしてみてください。

Windows環境でのGitのインストール

　先にWindowsへのインストール手順を解説していきます。筆者が実行した環境は「Windows 11」です。

Git for Windows 2.40.0のダウンロード

　下記URLの公式サイトから「Git for Windows」の最新版をダウンロードします（2023年4月の本稿執筆時点の最新版は、VERSION 2.40.0）。

• https://git-for-windows.github.io/

図1　公式サイトでGit for Windowsの最新版をダウンロード

インストーラーの起動からインストール完了まで