イマドキの新入社員は、表面上は堂々と振る舞っているが、心の中は不安でいっぱいだ。「戸惑ったこと」には、こんな意見があった。
【14】分からないことだらけで、どこまで先輩に質問してよいのか分からない
【15】ミスの影響を考えると、果敢に動けない
「早く成長したい」「早く貢献したい」と本人は思っているのに、こんな理由で動けない可能性がある。そういう新人には、このように声を掛けてあげたらよいのではないだろうか。
【16】「君たち新人がやってしまう失敗なんて、たかがしれている。いざというときは周囲が助けるから、どんどん挑戦しなさい」と上司が言ってくれた
新入社員はキラキラしていて、接するだけで刺激になる。「かつての」新人たちは初心を思い出せるし、仕事を教える過程で知識やスキルの再点検もできる。
そんな新人たちへのお返しに、彼らをうまくその気にさせて、早く仕事を覚え活躍できるように導くのは、先輩の仕事である。
グローバルナレッジネットワーク株式会社 人材教育コンサルタント/産業カウンセラー
1986年 上智大学文学部教育学科卒。日本ディジタル イクイップメントを経て、96年より現職。IT業界をはじめさまざまな業界の新入社員から管理職層まで、延べ3万人以上の人材育成に携わり28年。2003年からは特に企業のOJT制度支援に注力している。
日経BP社「日経ITプロフェッショナル」「日経SYSTEMS」「日経コンピュータ」「ITpro」などで、若手育成やコミュニケーションに関するコラムを約10年間連載。
著書:「ITエンジニアとして生き残るための「対人力」の高め方」(日経BP社)「ITマネジャーのための現場で実践! 若手を育てる47のテクニック」(日経BP社)「速効!SEのためのコミュニケーション実践塾」(日経BP社)など多数。
電子書籍「『「上司はツラいよ』なんて言わせない」(ITmediaのebook)、「田中淳子の人間関係に効く“サプリ”――職場で役立つ30のコミュニケーション術」(ITmediaのebook)
ブログ:田中淳子の“大人の学び”支援隊!
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