拡張現実(AR)用ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」のエミュレーターを使ってHoloLens用アプリの作り方を解説する本連載。最終回は、Unity5で仮想のRoomを切り替えたり、「3D View」を使ったりする。エミュレーターを使いこなして実機での表示を想像してみよう。
マイクロソフトの拡張現実(AR)用ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」のエミュレーターを使ってHoloLens用アプリの作り方を解説する本連載「HoloLens Emulatorアプリ開発入門」。
最終回の今回は、前回の「HoloLens用Unity 5のプロジェクトをUWPとして書き出しエミュレータで動かす」で作成したUnityのプロジェクトをそのまま利用し、HoloLens Emulator上で背景の「Room」を切り替える方法を紹介する。「Room」といっても、現実的な部屋ではなく、仮想現実のRoomなので、一見しただけでは、何が何だか分からない。なぜなら、Roomはポリゴンで表示されているからだ。テーブルやソファーなども配置されているらしい。
まずは、どんな感じになるのかを動画で見てほしい。
また、最後にHoloLens Emulatorの「Device Portal」で表示される「3D View」について、少し解説しておこう。「3D View」を使えば、Roomをいろいろな方向から確認できる。
まず、下記のURLの赤い四角で囲ったfilesをクリックする(図1)。
すると、「HolographicAcademy-Holograms-101.zip」のダウンロードを聞いてくるので、適度なフォルダにダウンロードして解凍しておく。
解凍すると「\HolographicAcademy-Holograms-101\HolographicAcademy-Holograms-101」の中に「Origami」というフォルダが作成される(図2)。今回はこの「Origami」に使用されているRoom関係のファイルを使用する。
「Unity Hololens 5.4.0b10-HTP(64-bit)」を起動(以降、Unity5)して、「Origami」を開く。
メッセージが表示されるが「Continue」を選択する。しばらくするとOrigamiのプロジェクトが開く。Project内の「Holograms」フォルダを選択しておく(図3)。
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