Office 365に加わる新コミュニケーションツール「GigJam」、招待型プレビュー版がリリース“ちょっとした共同作業”を支援

マイクロソフトは、2016年に「Office 365」に加わるコラボレーションツール「GigJam」のInvitation Previewをリリースした。

» 2016年05月17日 10時00分 公開
[@IT]

 米マイクロソフトは2016年5月12日(米国時間)、2016年に「Office 365」に加わる新製品「Microsoft GigJam(以下、GigJam)」のInvitation Preview(招待型プレビュー版)をリリースした。

photo 「Microsoft GigJam」の紹介サイト

 GigJamは、短時間/短期間だけ、かつ情報をコントールしながら、社内外の複数のメンバーとスムーズに情報を共有したいシーンを支援する新たなコミュニケーションツールだ。GigJamにより、チーム間の連絡に必要となる情報について、共有したいものを画面上で囲み、共有したくないものはマスクして消す、といったように、他のメンバーが見る内容や共有する情報をコントロールできるようにする。

 マイクロソフトはGigJamをリリースする背景として、「作業対象の一部だけを、他の人と、短時間に限って共有する手段は、意外だが見当たらなかった。しかし、このことは、仕事を高速化したり、特定の事項に絞って的確な意見を得たり、そもそも効率的に業務を進めるチャンスを逃している」と説明する。

 そうした共有が困難な例には、

  • 向かいの席の同僚に、顧客からの緊急の電子メールへの対応を手伝ってもらいたい。しかし、同僚がメールを送信したり、やりとりをさかのぼったり、cc:欄に誰が入っているかが見られたりしないように、端末そのものは(当然だが)渡したくない
  • 契約書の内容を確認してもらいたい。しかし、ファイル全体を渡すのは都合が悪いので幾つかの条項だけをピックアップして、他はマスクしたい
  • 営業部門からの注文や詳細を社内外のメンバーで組んだチームにまとめて転送したい。しかし、社内で機密とする価格情報や顧客の詳細は、社外のメンバーには知られたくない

 などが挙がる。GigJamによって、このような課題を容易に解決できるようになるという。

 GigJamのInvitation Previewは、Windows版とOS X版を提供。iOS版も近日公開される予定だ。招待状を受け取ったら、Invitation Previewをダウンロードして使うことができ、Invitation Previewを持っていない人との共同作業も可能だ。

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進行中の作業の中で、どのように特定の事項のみを他の人に提示し、意見を得るか(Microsoft GigJam)

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