まず、公のデータから見てみましょう。表1は日本政府が発表したさまざまな職種ごとの給与データです。
元データにはたくさんの職種がありましたので、われわれの生活に近そうな職種を幾つかピックアップしました。年収の欄は、「きまって支給する現金 給与額」×12+「年間賞与 その他特別給与額」で計算しています。
プログラマーの年収「408万円」は、一級建築士の「644万円」と比べるとかなり低く見えます。しかし、両者の平均年齢を比べると17歳も差があるので、プログラマーの年収が低いとは一概にいえないでしょう。
SE(システムエンジニア)の年収「592万円」は、医師の「1098万円」には勝てませんでしたが、1級建築士の「644万円」にはかなり近い数字です。10歳以上年齢差があるので、それほど違わないとも考えられます。
SEはそこそこの給料がもらえる職種と考えてよいでしょう。
次は、SEの皆さんへのアンケート結果です。「給料が高いかどうか」をズバリ聞きました。
SE146人に聞きました。SEの給料は高いと思いますか?
No | 項目 | 票数 |
---|---|---|
1 | 高い | 4 |
2 | やや高い | 26 |
3 | 普通 | 45 |
4 | やや低い | 36 |
5 | 低過ぎる | 29 |
6 | 何ともいえない | 6 |
次に、アンケート回答者のフリーアンサーを紹介します。
SEは日本のITを支える大事な仕事をしています。企業はITに関する設備や機械などには莫大な投資をしているのですから、SEにも投資、つまりもう少し高い給料を払ってもいいかもしれませんね。
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