Firebaseはある程度までは無料で使えますが、一定量以上のデータ保存やデータ通信を行う場合は有料になります。実際に用意されているプランは以下の通りです。
今回利用したRealtime Databaseだと、1GBのデータ保存制限や10GBのデータ通信制限があるので、長くサービスを続けるとなると有料にする必要が出てくるかもしれません。
プランの詳しい説明は「Pricing 」のページから確認してください。
最後に今回話題になったFirebase Analyticsについても少し触れようと思います。
実は今回作ったアプリのFirebase Analyticsは既に有効になっています。AppDelegateでFIRApp.configureを呼び出した時点でFirebase Analyticsは有効になるので既にアクセス解析ができている状態です。
Firebase Analyticsの実際の画面は以下の通りです。この画面ではアクティブユーザー数やユーザー属性を見ることができます。
Google Analyticsにもあったコホート分析機能も使えます。
正確さは未知数ですが、ユーザーの性別や年齢も見ることができます。
本稿では、Firebase Databaseを使ったチャット機能を実装してみましたが、いかがでしたでしょうか。
Firebaseには他にもプッシュ通知機能やユーザー登録機能やファイルアップロード機能があるので、「メッセージが来たら通知する機能」「FacebookやTwitterでのログイン機能」「画像送信機能」などいろいろな機能を実装できそうです。今回はiOS向けの機能紹介でしたが、AndroidやWebでも利用できるのでよろしければ、そちらも試してみてください。
今回のソースコードは、こちらの「FirebaseSample.zip」からダウンロードできます。「GoogleService-Info.plist」は各自で用意したものを追加してください。
田町のベンチャーで働くエンジニア。
仕事ではiPhoneアプリの開発やRailsを使ったWebサービス開発を行っている。最近のマイブームはUnityを使った3Dゲーム開発。
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