ユーザー解析機能が無料になったFirebaseの使い方超入門Swift製リアルタイムチャットアプリ開発で学ぶ(2/4 ページ)

» 2016年06月06日 05時00分 公開
[杉本裕樹マネーフォワード]

FirebaseのRealtime Databaseを利用する

Firebaseの設定

 チャット画面を表示できたので、今度はダミーデータではなくユーザーが入力したデータを表示するようにします。まずはWeb上でFirebaseの設定を行います。

 最初にFirebaseのコンソールページにアクセスします。このページは自分のFirebaseプロジェクトを一覧できる画面です。画面の「新規プロジェクトを作成」ボタンを押して新しいプロジェクトを作ってみます。

 プロジェクト名は「firebase-sample」にします。

 プロジェクトを作成すると、以下のような画面になります。ここで「iOSアプリにFirebaseを追加」ボタンを押下してiPhoneアプリ向けの設定を行います。

 BundleIDは今のプロジェクトのものを設定します。

 次の画面に移動すると「GoogleService-Info.plist」というファイルがダウンロードされるので、それをXcodeにドラッグ&ドロップで追加します。

 最後にDatabaseのルールを変更します。初期状態ではログインしてないユーザーはデータの読み書きができないので、未ログインでもデータの読み書きができるようにします。Databaseの「ルール」タブを選択して以下のように書き換えてください。

Xcode上での初期設定

 Web上でのFirebaseの設定が終わったので、次はXcode上の設定を行っていきます。まずはFirebase関連のライブラリをインストールします。Podfileを以下のように変更し、終わったら「pod install」コマンドでライブラリをインストールしてください。

use_frameworks!
 
target :FirebaseSample do
  pod 'JSQMessagesViewController'
  pod 'Firebase'
  pod 'Firebase/Database'
end

 次にAppDelegateを以下のように書き換えてください。「application:didFinishLaunchingWithOptions:」に記述したFIRApp.configureでFirebaseの初期化を行っています。

import UIKit
import Firebase
 
@UIApplicationMain
class AppDelegate: UIResponder, UIApplicationDelegate {
    var window: UIWindow?
    func application(application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [NSObject: AnyObject]?) -> Bool {
 
        FIRApp.configure()
 
        return true
    }
}

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