田舎に住みながらITインフラを活用して働いていると、「地方の在り方」や「これからの働き方」についてよく考えます。
例えば、私の住む妙高高原は観光地ですが、観光客や人口が減少し、多くの店が閉店しています。駅前も閑散として活気が失われています。
そこで、よく想像するのです。「ITインフラがこれだけ整っているのだから、もし、プログラマーやWebデザイナーなど、PC1台あれば仕事ができる人たちが増えて働くようになったら、この街はもっとにぎわうのではないか」と。
けれども、この働き方を選ぶ人はごくわずかです。結局、移住を決めるポイントはインフラだけではないんですよね。
「U&Iターンの理想と現実:新潟編」では、地方で働いている元エンジニアが、「生の声」をセキララにお届けします。この連載が、皆さんの働き方の選択肢を増やすきっかけになれば幸いです。
次ページから、統計データを元に「新潟」とはどのようなところか、仕事はあるのか、などを見ていきます。
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