都会から地方にU/IターンしたIT関係者が地方での実情を伝える本連載。岡山編第2回は、交通事情や住宅情報など、移住検討者が気になる情報をセキララにレポートする。
ここ数年、政府主導で地方創生が促進され、実際に都市部から地方に移住した人の数は5年で4倍に増え、2014年度には1万1735人と1万人を超えた。しかし、まだまだ地方移住に不安を抱える読者も多いだろう。@ITはその理由の1つに「情報の少なさ」があると考えた
「@IT式 U&Iターンスタイル」は、全国各地のUIターンエンジニアたちが、地方での生活の実情や所感などをセキララに伝えていく。ご当地ライターたちのリアルな情報は、U&Iターンに興味のある方々の役に立つだろう。
2012年に岡山にUターンした中嶋政和です。
関西と東京で25年間暮らしていた私の帰郷直後の正直な感想は、「夜の住宅地が暗い!」「食べ物が新鮮でおいしい!」「通勤が快適!」でした。
岡山の夜は街灯の数が少なく、住宅地では「蛍光タスキ」が必須です。岡山の食べ物は安心安全で、しかも採れたての食材がいっぱいあります。
通勤は快適です。東京の超満員電車で通勤していたころを思うと、精神的にも体力的にもとても楽になりました。2〜3人立っている人がいる電車で「すげー満員じゃあ」と話している人がいて、「こんなに空いているのに」と驚いたことがあります。
U&Iターンの理想と現実:岡山編、第2回は交通事情や住宅情報など、岡山の「暮らし」をセキララにお伝えします。
岡山県は交通基盤が充実しています。高速道路整備率(予定路線延長に対する供用延長の割合)は全国第1位で、トラックセンターもあり、運搬の拠点になっています。
東京に行く交通手段は飛行機派と新幹線派に分かれます。それは、どちらも所要時間に大きな差がないからです。
新幹線は、のぞみ、ひかり、こだまが停車し、最速3時間17分で東京に到着します。
飛行機は、直接のフライト時間は75分ですが、空港までのバスや電車での移動を含めると、新幹線とだいたい同じぐらいの時間がかかります。
岡山駅は関西、広島、四国、山陰の東西南北各方面に行く鉄道の拠点です。岡山駅前には桃太郎大通りがあり、「路面電車」「バス」「めぐりん」「タクシー」などが行き来しています。
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