SlackとRocketChatの比較表を以下に記載します。Slackの大きな特徴であるスラッシュコマンドや外部サービス連携について一部利用できないものもありますが、Slackにはない日本語対応など、RocketChatにしかない機能も存在します。
本連載ではRocketChatを取り上げていきますが、OSSのチャット基盤は他にもあるので、いくつか簡単に紹介します。
RocketChatと同じくSlackに似せて作られたチャット基盤。MITライセンスで配布されていて、RocketChatと同様にDockerのコンテナとしても公開されています。Go言語とReactで実装されており、Markdown記法やハッシュタグといった独自機能も取り入れています。
同じくMITライセンスで配布されているチャット基盤。Python、Node.js、Socket.IOで実装されています。
GNU Affero General Publicライセンスで配布されているRuby on Rails製のチャット基盤。Slackというよりは、HipChatに似せて作られています。
今回はチャットツールであるSlack、そのクローンでありOSSであるRocketChatについて紹介しました。次回から実際にDockerを用いたRocketChatの環境構築と使い方について解説していきますので、お楽しみに。
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