プルリクエストをレビューする人の視点からプルリクエストのページを見ていきます。
まずは、デフォルトで表示される「Conversation」タブの内容を解説していきます。
ページの構成は以下のようになっています。
【1】タイトル
プルリクエストのタイトルが1番上に表示されます。変更の内容がすぐに理解できるタイトルだとうれしいですね。
【2】ブランチ
ここを見ると、どのブランチからどのブランチへマージされるのかが分かります。
【3】タブ
デフォルトで「Conversation」タブが選択されています。「Commits」と「Files changed」タブについては後ほど解説します。
【4】概要
ここを見ると、より詳しいプルリクエストの情報を知ることができます。
【5】各種ログ
ここを見ると、プルリクエストに関連する各種ログを確認できます。今回の場合は、コミット1件のログだけ表示されています。
【6】「Merge pull request」ボタン
このボタンを押すとマージが実行されます。今回の場合は、「edit-readme」ブランチの内容が「master」ブランチへマージされます。
【7】コメント欄
ここのテキストボックスにコメントを記入し、「Comment」ボタンをクリックするとコメントを追加できます。プルリクエスト作成時の「概要」と同様に、Markdown形式で記述できます。
コメント機能は、プルリクエストに関わる人同士のさまざまなコミュニケーションのために使用できます。例えば以下のようなコメントを書き込むことができます。
このタブを選択すると、プルリクエストの対象となるコミットの一覧を表示できます。
このタブを選択すると、ファイルの変更箇所を確認できます。
プルリクエストをレビューする作業の解説は以上です。
誰がプルリクエストをマージするかは、開発チームのルールによります。
筆者が所属するチームの場合、プルリクエストは以下のフローで行うことが多いです。
今回は1人チームなので、自分でマージしてしまいましょう。「Merge pull request」ボタンをクリックしてください。
マージ確認状態になります。マージして問題なければ「Confirm merge」をクリックします。
マージが完了しました。
「Delete branch」をクリックすると、プルリクエストに使用した「edit-rename」ブランチを削除できます。このブランチはもう不要なので「Delete branch」をクリックしてブランチを削除します。
ブランチの削除が完了しました。
プルリクエストをマージする作業の解説は以上です。
本稿では「プルリクエスト」の基本機能やフローを解説しました。今回扱うことができなかったプルリクエストの他の機能などは、また別の機会に紹介する予定です。
次回は「GitHub Issues(イシュー)」を解説する予定です。お楽しみに!
クラスメソッド株式会社 iPhoneアプリサービス事業部所属のプログラマーです。iOSアプリの開発がメインですが、デザインやAWSなども勉強中です。
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