その要件定義、有償だって言わなかったからタダですよね?「訴えてやる!」の前に読む IT訴訟 徹底解説(37)(2/3 ページ)

» 2017年03月13日 05時00分 公開

それは単なる「お打ち合わせ」だったのか

 本裁判は、どうだろうか。

 ユーザーであるプロバイダーは、ベンダーと打ち合わせを行っており、要件確定のためにベンダーが作業を行っていることを承知していた。しかし契約の1番大切な部分である「金額」については、合意できる見込みも立っていなかったようである。

 裁判所は、どの点に着目をして、どういった判断をしたのだろうか。判決の続きを見てみよう。

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