IBMが、WatsonをベースにITインフラの構築・運用を支援するクラウド型サービスプラットフォーム「IBM Services Platform with Watson」を発表した。
IBMは2017年7月12日(米国時間)、同社のコグニティブ技術「IBM Watson」をベースに、同社のクラウド基盤「IBM Cloud」上に構築した初のサービスプラットフォーム「IBM Services Platform with Watson」を発表した。
同社は、「めまぐるしく変化する今日の市場では、技術上の課題はビジネス上の課題となり、また、ビジネス上の課題は技術上の課題になる」との認識を示し、IBM Services Platform with Watsonは、「コグニティブ技術であるWatsonによって、ITサービスの改善を支援し、専門家が価値の高いビジネス成果の実現に集中できるようにする」と説明している。
IBM Services Platform with Watsonは、オープンプラットフォームとして以下の4つの要素で構成される。
IBM Services Platform with Watsonによって構築されたインフラは、潜在的な課題を予測し、それを特定して自己回復を行う。ビジネスが中断される可能性を軽減するとともに、安全性の高いIT環境へ強化するように設計できるという。IBM Services Platform with Watsonのアーリーアダプターとして、デンマーク最大の銀行であるダンスケ銀行が採用。また、IBM Services Platform with Watsonの上記の4つの要素は2017年現在、世界中の800社の顧客で既に利用されている。
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