後は、初期化処理だが、既にプログラムが長くなり過ぎなので、最後の方だけ表示させて解説する(図15)。
乱数が「5」だった場合のLEDの表示を記述した後、「基本」カテゴリーにある「一時停止(ミリ秒)100」を、最後の乱数が「5」だった場合の命令の下に合体させる。この場合、値は「2000(2秒)」としておく。
その後、「変数」カテゴリーにある「変数item▼を0にする」を「一時停止」の下に合体させる。「item」の箇所には横にある「▼」アイコンをクリックして「number」を選択しておく。「to」の後ろには、「計算」カテゴリーにある「0」をはめ込む。変数「number」の値を「0」で初期化するのだ。
図15は小さくて分かりづらいが、画面を縮小して全体を表示させると、図16のようになる。画面を縮小するには、右隅下にある「+」と「−」のレンズアイコンで、拡大/縮小ができる。
これで一通り完成したので、動作を確認してみよう。
この「電子サイコロ」サンプルは、本体を振らなければならないので、「chibi:bitのエミュレーターでは確認ができないのでは」と思われるかもしれないが、この開発環境はよくできていて、本体を振る動作も検証できるのだ。
「ゆさぶられたとき」の命令を追加して、エミュレーターをマウスで触ると「前後左右」にゆさぶることが可能になる(図17)。
実際にchibi:bitエミュレーターをマウスでゆさぶって、乱数が表示されているのが動画2だ。
実機で動かしてみよう。やり方はもうお分かりだろう。「ダウンロード」をクリックして「完了」をクリック、その後、名前を付けて「chibibit-Shake.hex」を上書き保存する。このファイルを「CHIBIBIT」ストレージにドラッグ&ドロップする。結果は図18、動画3のように表示される。
なお、作成したプログラムを再度表示させるためには、保存した「.hex」ファイルを、開発環境の上にドラッグ&ドロップする。
また、開発環境の「プロジェクト」をクリックすると、図19のように今まで作成したプロジェクトが表示されているので、ここから読み込むことも可能だ。
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