WordPressのインストールが完了すると、ポータル画面にインストールしたWordPressが追加されているはずです。
追加されたWordPressアプリ(1)(1)をクリックすると、今回インストールしたWordPressアプリの状態などが表示されます。
作成したWordPressアプリの概要WordPressのインストールが完了したら、次はWordPressの初期設定を行います。初期設定とは、Webサイトを作成して名前を付けたり、管理者名やパスワードなどを決める作業のことです。前述した通り、今回はWordPressの紹介は目的ではありません。ですがWebサービスが立ち上がるまでの雰囲気を伝えるべく、ざっと流れを紹介しておきましょう。
まず、先の概要ページに表示されている「URL」のリンクをクリックして、WordPressのサイトを開いてみてください。すると次のようなWordPressのセットアップ画面が表示されるはずです。
WordPressの初期設定(1)言語を選択すると、次はWebサイトのタイトルや管理者ユーザー名とそのパスワードなどを指定します。
サイトの設定以上で初期設定は完了です。[WordPressをインストール]をクリックして数分するとサイトのセットアップが完了し、管理画面へのログイン画面が表示されます。
WordPressのログイン画面前記画面にある通り、パスワードを忘れた場合は、インストール時に入力したメールアドレスへ送る機能があります。しかし入力したメールアドレスが間違っていたり、ユーザー名を忘れたりした場合は、WordPressのインスタンスを削除して、最初からやり直すのが手っ取り早いでしょう。ログイン情報が間違っているとか、忘れるというのは管理者失格ですが、万一の障害時などに、最悪の場合でもサービスを容易に再構築できるというのは、このWeb Appsの利点といっていいと思います。
管理者名とパスワードを入力すると、WordPressの管理画面(ダッシュボード画面)が表示されるので、設定などを確認しておきましょう。
WordPressの管理画面(ダッシュボード)この画面の左上に、[更新 (2)]と表示されていますが((2))、これはインストールされているWordPressのコンポーネントに対して、2つの更新モジュールが利用できる、ということを表しています。Windows OSで言えばWindows Updateのようなものです。WordPressでも時々重大なセキュリティ上の脆弱(ぜいじゃく)性などが見つかっているので、可能な限り更新しておきましょう。
簡単な更新ならば自動的に適用されるのですが、ユーザーの確認などが必要なもの(適用するか/しないか)、メジャーなアップデートの場合は、ユーザーに確認が行われるようになっています。
今回の例ではインストール直後ですが、WordPress 4.7から4.8への更新があったようです。リンクをクリックして更新しておきましょう。適用は数分で完了します。
全設定が完了したら、WordPressのサイトを開いてみます。インストール直後のデフォルト状態だと、例えば次のように表示されるはずです。テーマ(サイトの外観やUIなど)は、デフォルトの「Twenty Seventeen」です。
作成したWordPressのサイトの例会社のWebサイトとして使うなら、上部にメニューバーを出すなど、ブログの投稿ページのような体裁ではなく、固定的な商品/サービスの紹介ページなどが必要ですね。WordPressの設定方法についてはここでは触れませんが、テーマはWordPress向けとして提供されている有償/無償のものが多数利用できるので、自由に選んでカスタマイズしてみてください。
今回はAzureのWeb Appsサービスの概要の解説と、WordPressアプリのインストールを行ってみました。次回は作成したWeb AppをAzureでどうやって管理するのか、管理ツールの使い方などを見ていきます。
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