IT導入は今や、どの業種でも必要です。インターネットで製品を販売したり、銀行への入金や振り込みをしたり、バーコードで読み取った情報をPOSで管理したり、さまざまな業種にITが根づいています。
会社の経営課題解決には、業務プロセスの見直しを行い、そのプロセスをスムーズに行うためのシステム導入が有効です。中小企業白書によると、IT導入の必要性を理解し導入した企業はしない企業よりも、売り上げ、利益率共に上昇しているそうです。
しかし、いまだ「良いものを作れば売れる」と考え、「モノづくりの技術向上」だけをまっしぐらに追い求めている中小製造業は少なくありません。そうした企業の経営者には、IT導入の「良さ」はなかなか伝わりません。
仮に、そうした企業が、業務の効率化のためにシステム導入を試みたとします。
自社の業務にそのまま当てはまるようなパッケージはなかなかありません。そうなると、パッケージをカスタマイズするか、業務に合わせてオーダーメイドでシステムを作ることになります。しかし、これらはとても高価です。業務の効率化といっても具体的にどのぐらい効果があり、どのぐらいの経費が削減できるのかが分からないと、なかなか導入に至らないのも無理はないでしょう。
問題はまだあります。
システムの仕様を決める過程では、プロジェクトの責任者が全体の業務を把握、理解し、業務プロセスの見直しを行う必要があります。職人の世界には当人以外には誰も分からない属人化した業務があったり、そこに切り込もうとすると抵抗されたりすることもあります。
プレイングマネジャーは計画作成やその進捗(しんちょく)管理、人材育成などの「マネジメント」業務を専属で行えないため、なかなか開発プロジェクトに取り組む時間を確保できません。ITの知識や問題解決の経験も不足しています。
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