「視差」効果は、2つのものを異なる速さで動かすことで奥行きを感じさせる(次の画像)。あくまでも2D上の遠近感の表現であって、HoloLensなどで3D空間に配置しても実際の奥行きができるわけではない。
「視差」効果は、従来でもコードビハインドで頑張ってコーディングすれば可能であろうが、Fall Creators UpdateではParallaxViewコントロールが導入されてXAMLコードだけで簡単に実装できるようになった(次のコード)。
<ParallaxView Source="{x:Bind ForegroundListView}" VerticalShift="50">
<Image x:Name="BackgroundImage" Source="Assets/turntable.png" />
</ParallaxView>
詳しくはdocs.microsoft.comの「視差」を参照していただきたい。
「表示」効果は、マウスポインタの周囲に光が当たっているような表示にすることで、操作対象を際立たせる(次の画像)。
「表示」効果の実装方法は2通りに分かれる。
以下のコントロールでは既定で適用されるので、特に実装する必要がない。
Buttonコントロールなどでは、XAMLコードでスタイルを指定する(次のコード)。
<Button Content="Button Content" Style="{StaticResource ButtonRevealStyle}"/>
詳しくはdocs.microsoft.comの「表示」を参照していただきたい。
Fall Creators UpdateでUWPアプリに導入されたFluent Design Systemの4つの機能を紹介した。「接続型アニメーション」効果を除けば、いずれもXAMLコードにちょっと手を加えるだけで簡単に実装できる。これらの機能をうまく使えば、あなたの作るUWPアプリの高品質感をさらに高められるだろう。ぜひ使ってみてほしい(やり過ぎには注意!)。
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