ブロックチェーンの枝毛をケアする黒魔術IT用語解説系マンガ:食べ超(130)(4/4 ページ)

» 2017年12月20日 05時00分 公開
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社長「私なりにブロックチェーンについて考えてみた」わたし「うっ大変」社長「もうかる!!」わたし「「○○を導入すればお金がもうかる」みたいな思考法はお捨てになった方が」社長「風が吹くだけで桶屋はもうかるじゃないか!」マルコフ君「そのジャラジャラしたやつ何すか?」社長「ブロックチェーンの物理モデルなのだ」にょろにょろヘビがなぞなぞを出します 早押しで答える! 最初に正解できればコインがもらえるよ! わたし「ひどい」荒木さん「かなりひどい」社長「理解は完璧だ。あっ何をする」社長「私も仮想通貨を作りたい〜っ」おばあちゃん「胴元をやりたいっていう志は正しいけど、後追いじゃあねえ」
おばあちゃん「仮想通貨の問題は電力! 取り引きが大きくなるほどむちゃくちゃに電気を使うのよ」おばあちゃん「とある先進国では運用のための電力を提供できないと、仮想通貨発行を許可しないそうよ」仮想通貨1つにつき発電ダム10基、または風力発電3基を必須とする 社長「簡単なダムなら私でも作れるかなー」わたし「仮定の話なのにものすごく寒気がします」社長「ハードフォークっていうのをやれば、お金が倍になるらしいぞ!!」わたし「またハンパ知識を仕入れてきましたね」ハードフォーカー「つまりわれわれハードフォーカーの仲間になるということですな」わたし「えっ誰?」ハードフォーカー「ハードフォーカーとは、仮想通貨をどんどんハードフォークするのが目的の秘密組織なのだ!」社長「ハードフォークすればするほどもうかるというわけだね」ハードフォーカー「いや、われわれは制御不能になるくらいフォークを増やして仮想通貨を破壊したいのだよ」社長「えっ」ハードフォーカー「見たまえ。ブロックチェーンが断末魔に!」社長はその仮想通貨を意外とたくさん買っていたことが判明しました 社長「貧しくなったがみんなで頑張ろう!」

筆者プロフィール

倉田タカシ

倉田タカシ

イラストレーター、マンガ家、文筆業、Web制作業。

著書「母になる、石の礫【つぶて】で」(早川書房)

河出書房新社『NOVA2』『NOVA10』、東京創元社『量子回廊』に短編を収録。共作Web企画『旅書簡集 ゆきあってしあさって』に参加中。

http://yukiatte.tumblr.com/



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