SB C&Sは、プログラミング学習用ボードコンピュータ「micro:bit」とオリジナル教材をセットにした「micro:bit はじめてセット」と「micro:bit アドバンスセット」を販売開始する。主に小学生に向く製品だ。
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SB C&Sは2019年2月15日、手のひらサイズのプログラミング学習用ボードコンピュータ「micro:bit(マイクロビット)」を用いた学習教材の発売を2月22日に開始すると発表した。
発売するのは、家庭学習用のオリジナル教材と機能を拡張できるアイテムをセットにした「micro:bit はじめてセット」と「micro:bit アドバンスセット」の2製品。
2020年に小学校でのプログラミング教育必修化に向けて、ロボット教育学の第一人者である相模女子大学小学部副校長の川原田康文氏と、家庭学習用のオリジナル教材を共同開発した。プログラミング学習の経験がない保護者でも、教材に沿って簡単に子どもに教えられるという。
micro:bit はじめてセットに含まれる内容は、micro:bit本体と本体ケース、microUSBケーブル、電池ボックス、オリジナル学習教材。
micro:bit アドバンスセットには、micro:bit はじめてセットの内容に加えて、拡張用コネクター、超音波センサー、圧電スピーカー、ワニ口クリップが付属する。
価格は、micro:bit はじめてセットが4980円(税込、以下同)、micro:bit アドバンスセットが6980円。SoftBank SELECTION オンラインショップの他、家電量販店やAmazonでも販売する。
micro:bitは、子どものプログラミング学習に向けて英BBCが中心となって開発したボードコンピュータ。米国やカナダ、シンガポールなど40カ国以上で学習教材として利用されている。日本でも200以上の小学校に導入済みだ。
約4×5センチのボード上にはArm Cortex-M0コアやメモリを内蔵したシステムオンチップの他、光や温度、地磁気、加速度を検知する各種センサーと、縦5列×横5行に配置した合計25個のLEDや2つの物理ボタンなどを備えている。無線やBluetoothを用いた通信も可能。
例えば、センサーで検知した温度や方角をLEDに表示するといったプログラムを、JavaScriptやPython、Scratchなどを使って組むことができる。
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