Microsoftは、さまざまなプラットフォームでAzure IoT Edgeモジュールをビルドしてプッシュし、一連のAzure IoT Edgeデバイスに継続的に提供する簡単な方法を紹介した。「Azure Pipelines」内の「Azure IoT Edge」タスクを使用する。
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Microsoftは2019年2月20日(米国時間)、「Azure Pipelines」内の「Azure IoT Edge」タスクを使用して、さまざまなプラットフォームでAzure IoT Edgeモジュールをビルドしてプッシュし、一連のAzure IoT Edgeデバイスに継続的に提供する簡便な方法を、Azure DevOps Blogsで紹介した。
Azure IoT Edgeは、人工知能(AI)やMicrosoftの各種「Azure」サービス、サードパーティーサービス、カスタムコードといったクラウドインテリジェンスをIoTデバイス側のローカルで実現するフルマネージドサービスだ。クロスプラットフォームのIoTデバイス上にこれらのサービスなどを直接デプロイして実行することにより動作する。
Azure IoT Edgeソリューションには1つ以上のモジュールが含まれており、DockerコンテナとしてAzure IoT Edgeデバイスで実行される。同ソリューションをターゲットEdgeデバイスに適用するには、「Azure IoT Hub」でデプロイ元を作成する必要がある。
Azure Pipelines内のAzure IoT Edgeタスクは、継続的インテグレーション(CI)のための「Build module images」タスクと「Push module images」タスクの他に、継続的デリバリー(CD)のための「Deploy to IoT Edge devices」タスクを提供する。
これらのタスクは自由に組み合わせることができる。モジュール用の異なるコンテナレジストリがあれば、幾つかのPush module imagesタスクを追加できる。Dockerビルドの成功を確認するだけでよい場合は、Build module imagesタスクが使える。Edgeソリューションがさまざまなプラットフォーム(amd64/windows-amd64/arm32v7)をターゲットとしている場合は、さまざまなプラットフォームのビルドエージェントで複数のCI/CDパイプラインセットを作成できる。
継続的デリバリーでは、Azureリリースパイプラインの強力なステージ管理機能を利用できる。この機能では、デプロイのさまざまな環境を管理でき、便利だ。下図のように、QA(品質保証)、PROD(本番環境)などを管理できる。
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