英国のサイバーセキュリティと世界の流出パスワードの現状、英国NCSCが分析最も危険なパスワードは「123456」

英国の国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は、初の「UK Cyber Survey」の結果を発表した。世界で発生したサイバー侵害において、第三者が利用したパスワード10万種類についての分析結果も併せて発表した。

» 2019年04月23日 14時30分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 英国政府通信本部(GCHQ)傘下の英国国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は2019年4月21日(英国時間)、初の「UK Cyber Survey」(英国サイバー調査)の結果を発表した。世界で発生したサイバー侵害も対象としており、第三者がアクセスに用いたパスワードのうち、よく使われた10万種類について分析した結果も明らかにした。

 英国政府はUK Cyber Surveyの結果を踏まえて、サイバーセキュリティに関する政策を修正し、企業、組織、個人に対するガイダンスを行っていく。

 UK Cyber Surveyのハイライトは次の通り。

  • サイバー有害行為に対して自衛する方法をよく知っていると答えた回答者は、15%にとどまる
7%が全く知らないと回答した(出典:英NCSC
  • 最も一般的な懸念事項は金銭の盗難。回答者の42%が、2021年までに被害に遭う可能性があると答えている
  • 回答者の89%がインターネットを使って買い物をしており、39%は毎週利用している

ユーザーの自衛能力は低く、パスワードの保護が不十分

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

AI for エンジニアリング
「サプライチェーン攻撃」対策
1P情シスのための脆弱性管理/対策の現実解
OSSのサプライチェーン管理、取るべきアクションとは
Microsoft & Windows最前線2024
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。