DockerとArmが戦略提携――クラウド、エッジ、IoT向けのArmアプリをシームレスに開発可能デバイスからクラウドまで、組み込みとクラウドの世界を融合

DockerとArmは、クラウド開発者がArmアーキテクチャでシームレスにクラウド、エッジ、IoT環境向けのアプリケーションを開発できるよう、戦略提携を結んだ。

» 2019年04月26日 17時00分 公開
[@IT]

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 DockerとArmは2019年4月24日(米国時間)、クラウド開発者がArmアーキテクチャでシームレスにクラウド、エッジ、IoT環境向けのアプリケーションを開発できるよう、戦略提携を結んだと発表した。

 両社は、クラウドやエッジ、IoTデバイスに対応した、クラウドネイティブで統合型のスムーズなソフトウェア開発と提供モデルの実現に共同で取り組む。両社の協業により、企業はアプリケーションをより迅速かつ安全に開発できるようになる。いずれは、デジタルトランスフォーメーションのメリットを強化する新しいサービスやアプリケーションの構築が可能になると、両社は述べている。

 DockerとArmは、「増加の一途をたどるIoTデバイスやインテリジェントコネクテッドデバイスから生成されるデータが、ネットワークに重い負荷をかけている。このため、処理の集中化は効率が悪く、コストが高くつく」との共通認識を示した。

 この問題に対応するために、クラウド、エッジ、IoTのための共通ソフトウェアパイプラインを提供し、開発者がアプリケーションにおけるインフラへの依存を解消するとともに、アプリケーションの提供や実運用のフレームワークを手に入れられるようにすることが目的だ。

 両社の協業に伴い、Docker開発者がシームレスにArm開発者となり、「AWS EC2 A1」インスタンスのような新サービスをすぐに利用できるようになるという。AWS EC2 A1は、64bit「Arm Neoverse」コアを採用した「AWS Graviton Processor」をベースにしている。

DockerとArmの開発者をどのように融合するのか

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