SlashDataは、主要なプログラミング言語を使用するアクティブなソフトウェア開発者の数を毎年継続的に推計している。世界のあらゆるタイプの開発者が推計の対象だ。2019年4月には主要な12言語について開発者数や用途の分析結果を発表した。
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開発者の動向と分析に特化した調査会社SlashDataは、年次調査レポートの最新版「Developer Economics: State of the Developer Nation 16th Edition」を2019年4月に公開した。
レポートでは「AIと倫理」「開発者とジェンダー」「新興分野への取り組み」「クラウドネイティブ開発の神髄」「プログラミング言語コミュニティーの変化」「アジャイルソフトウェアの現実」という6つの主要なテーマについて開発者の現状を報告している。以下ではプログラミング言語コミュニティーの変化について紹介する。
SlashDataは、主要なプログラミング言語を使用するアクティブなソフトウェア開発者の数を毎年継続的に推計している。世界のあらゆるタイプの開発者が推計の対象だ。
この推計は2つのデータに基づいている。一つは、SlashDataが独自に推計した世界のソフトウェア開発者数。もう一つは、同社が6カ月ごとに実施している2万人超の開発者に対する調査結果だ。調査では地域や開発者グループなどの偏りを統計的に取り除いている。
この調査では、9つの開発分野を対象としてどのプログラミング言語を使っているかを質問することで、「誰がどの文脈でどの言語を使っているか」について、信頼できる情報を得ているという。
JavaScriptは2018年も、アクティブ開発者数が最も多いプログラミング言語となった。アクティブ開発者数は2018年に250万人増加し、2018年末時点で1170万人に達した。この数にはCoffeeScriptとTypeScriptを利用する開発者も含まれている。JavaScriptは開発者の増加人数でもプログラミング言語の中で最大だった。
開発初心者はJavaScriptを魅力的な入門言語と考えている他、経験を積んだ開発者もスキルセットに加えている。JavaScriptの人気が低いソフトウェア分野(機械学習やIoTのオンデバイスコードなど)でも、開発者の4分の1がプロジェクトでJavaScriptを使っている。
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