ジャストシステムが実施した「新卒社員に関する実態調査2019年春」によると、男性は業務量、女性は人間関係に困っていることが明らかになった。入社して約1カ月の時点で、6割近くの人が今の仕事を続けられそうだと前向きな判断をしていた。
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ジャストシステムは2019年5月28日、「新卒社員に関する実態調査2019年春」の調査結果を発表した。調査の対象は、2019年4月に新卒で社会人になった22〜27歳の男女865人。調査内容は、職場での戸惑いや人間関係、目標など。
今の職場での戸惑いや困りごとを聞いたところ、男性は業務量、女性は人間関係に困っていることが明らかになった。
最も多く挙がった回答は、男女とも「覚える内容の多さ」で、男性の37.1%(複数回答、以下同)、女性の36.6%がこれを挙げた。だがそれに次いで多く挙がった回答は、男性は「仕事量の多さ」(28.2%)、「食事や睡眠といった日常生活の変化」(26.0%)だったのに対して、女性は「上司とのコミュニケーション」(33.7%)、「先輩とのコミュニケーション」(30.2%)だった。
次に、今の仕事については「今の仕事をあと3年以上、続けられそう」と答えた人の割合は21.8%。「たぶん続けられる」の36.2%を合わせた58.0%の人が、入社して約1カ月がたった現時点では、今の仕事を続けられそうだと判断していることが分かった。それに対して「続けられない」と答えた人の割合は8.3%、「続けられないかもしれない」は10.0%、「どちらとも言えない」は23.7%だった。
一方、周りに親身になって相談に乗ってくれる先輩がいるかを尋ねたところ「たくさんいる」と答えた人の割合は10.6%、「たくさんではないが、いる」は50.3%で、6割以上の人は周囲に相談できる人がいた。それに対して「全くいない」と答えた人の割合は13.2%、「あまりいない」は25.8%だった。
今の会社を後輩に薦めたいかどうかを聞いた質問では「薦めたい」と回答した人の割合は9.0%、「どちらかというと薦めたい」は28.1%で、4割近くの人は現在勤めている会社を好意的に捉らえていた。それに対して「薦めたくない」は14.0%、「あまり薦めたくない」は14.3%で、現在勤めている会社をあまりよく思っていない人も3割近くいた。「どちらともいえない」と回答した人の割合は34.6%だった。
最後に、現在勤めている会社で目標を見つけられたかどうかを尋ねたところ、回答は3つに分かれた。具体的には、「自分なりの目標を見つけられた」人の割合は32.7%、「まだ見つかっていない」は36.6%、「よく分からない」は30.7%だった。
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