Azure IaaSでBYOS対応のRHELゴールドイメージが利用可能にMicrosoft Azure最新機能フォローアップ(97)

Microsoft Azureにおいて、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のBYOS(Bring Your Own Subscription)対応のゴールドイメージが利用可能になりました。これにより、Azure Marketplaceなどでは、ゴールドイメージから簡単かつ自動化された方法でRHEL仮想マシンを展開できるようになります。

» 2020年01月30日 05時00分 公開
[山市良テクニカルライター]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

「Microsoft Azure最新機能フォローアップ」のインデックス

Microsoft Azure最新機能フォローアップ

BYOS対応のRHELゴールドイメージとは?

 Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のBYOS(Bring Your Own Subscription)イメージ(別名、RHELゴールドイメージ)とは、オンプレミス環境で所有するRHELサブスクリプションをAzure IaaS上のRHEL仮想マシンに適用し、追加のRHELプレミアム料金(RHELおよびサポート料金)の加算なしで、無料のLinux仮想マシンと同等のコアコンピューティング料金で仮想マシンを実行できるものです。RHELのBYOSイメージは2019年5月からプレビュー提供されてきましたが、2020年1月17日に一般提供が始まりました。

RHELゴールドイメージにアクセスする方法

 これまでのAzure Marketplaceでは、RHELプレミアム料金が加算された従量課金制(Pay-As-You-Go)イメージのみが利用可能でした(画面1)。プレビュー開始以前にBYOSでRHEL仮想マシンを利用するためには、オンプレミスに展開した既存のRHELサブスクリプションを、Red Hat Cloud Accessプログラムを通じてAzureのBYOSに移行する必要がありました。

画面1 画面1 これまでAzure Marketplaceでは、RHELの従量課金制(PAYG)イメージのみが利用可能だった(注:Microsoftから提供される無料クレジット枠では利用できない)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。