Microsoft、「Visual Studio Online」に自分のマシンを登録する機能を改良「VS Code」や「RDP」を使わなくても登録可能

Microsoftは、オンデマンドでフルマネージドの開発環境を提供する「Visual Studio Online」に自分のマシンを登録できる機能を改良した。登録時に「Visual Studio Code」は不要だ。

» 2020年04月17日 10時30分 公開
[@IT]

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 Microsoftは2020年4月9日(米国時間)、オンデマンドでフルマネージド開発環境を提供する「Visual Studio Online」に自分のマシンを登録できる機能の改良について紹介した。

 Visual Studio Onlineは現在、パブリックプレビュー段階にあり、コードエディタ「Visual Studio Code」(以下、VS Code)や統合開発環境(IDE)の「Visual Studio」、Webブラウザベースのエディタを使って、どこからでもアクセスできる。

 さらに、Visual Studio Onlineに自分のマシンを登録し、VS CodeやWebブラウザベースのエディタからリモートでアクセスすることも可能だ。この機能は、次のような開発者に役立つ。

  • どこにいても、構成済みの仕事用や自宅に設置したマシンにクラウド経由で接続して使いたい開発者
  • Visual Studio Onlineでまだサポートされていない特別なハードウェアで開発者エクスペリエンスを享受したい開発者

プレビュー版のCLIで登録できる

 Microsoftは、Visual Studio Onlineに自分のマシンを登録する機能を次のように改良した。

 これまで、マシンを登録するには、VS Codeを起動して操作しなければならなかった。SSH(Secure SHell)でアクセスしたいだけの場合や、リモートデスクトップ(RDP)のインストールとセットアップをしたくない場合は、マシンをクラウド経由でVisual Studio Onlineに接続することはできなかった。

 だが、今回のCLIのプレビュー版では、WindowsやLinux、macOSで、Windows ServerやヘッドレスOSシナリオをサポートした。導入しやすいように、CLIのプレビュー版はLinuxで「apt」を、macOSでは「Homebrew」を使ってインストールできる。Windowsでは近いうちに「chocolatey」を使ったインストールも可能になる。

 CLIプレビュー版のインストール手順は次の通り。

  • Windows:スクリプトをダウンロードし、PowerShellで実行してインストールする
  • macOS:コマンドラインから「brew install microsoft/vsonline/vso」を実行する
  • Linux:コマンドラインから「apt install vso」を実行する

 CLIをインストールしたら、「vso start」を実行してマシンを登録し、現在のリージョンで作成済みのプランを選択する。

VS Codeでの登録が容易に

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