withコロナで期待するのは「リモートワークを中心にした働き方」 ビッグローブが意識調査「オフィス規模は変えず、出社者を減らし席をゆったりに」

ビッグローブが実施した「withコロナに関する意識調査」によると、今後「決済・支払い」のデジタル化が進むと考える人が多く、リモートワークを希望する人の割合も高かった。週休3日制については、希望割合は高いものの、導入率は低かった。

» 2020年06月19日 08時00分 公開
[@IT]

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 ビッグローブは2020年6月18日、「withコロナに関する意識調査」の結果を発表した。調査対象は全国の20代〜60代の社会人男女1000人で、同年5月26〜27日に実施した。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を経て、生活の中でデジタル化が進んでいくと思うものを聞いた。最も回答率が高かったのは「決済・支払い」の69%(複数回答、以下同)。次いで「役所の手続き」(65.7%)、「テレワーク」(57.2%)、「選挙の投票」(48.9%)、「印鑑」(42.2%)の順だった。

画像 今後デジタル化が進むと思うもの(出典:ビッグローブ

オフィスはこれまで通り?

 次に、今後のオフィスについて聞いた。「今後、感染症リスクを想定した新しい働き方に移行するものとして、オフィスをどのようにするのが良いと思うか」との問いに対して、「従来通りのオフィス(何も変わらない)」と回答した人の割合が最も高く25.2%を占めた。

画像 オフィスはどうあるべきか(出典:ビッグローブ

 ただし、「オフィス規模は変えずリモートワークで出社人数を減らし、席をゆったり配置する」(20.2%)や「リモートワークで出社人数を減らし、オフィス規模を縮小する」(16.1%)、「完全リモートワークにシフトし、オフィスは不要」(5.7%)のように、リモートワークを中心にした働き方を希望する割合は合計42.0%に上った。

 「オフィス規模を大きくして、席をゆったり配置する」(7%)や「地区事務所やサテライトオフィスを増やし、1箇所に人が集まらないようにする」(4.8%)といった意見を含めると、新しい働き方への移行を希望している人は過半数を占めた。

 一方、週休3日制については、希望している人の割合は高いものの、導入率は低かった。「感染症対策としての週休3日制について、実施しているか」と尋ねたところ、「現在実施している」と回答した割合は10.6%、「現在実施していないが、今後実施予定がある」は10.2%、「現在実施していない」は79.2%だった。

 これに対して、「withコロナの暮らし方の1つとして、通勤を分散し『3密』を避ける週休3日制の導入が提案されているが、あなたはどうしてほしいか」との質問には、「導入してほしい」との回答が41.9%、「やや導入してほしい」が32.5%で、導入を希望する割合は合わせて7割を超えた。

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