「GitHub」をターミナルから利用できるツールの正式版「GitHub CLI 1.0」をGitHubが公開した。GitHubにあるワークフローの全てを「gh」コマンドで実行できる。
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GitHubは2020年9月18日、「GitHub CLI 1.0」を公開した。
GitHub CLIは、ソフトウェア開発プロジェクトの共有Webサービス「GitHub」をターミナルからコマンドを入力して利用するツール。GitHub CLIを使えば、コンテキストの切り替え回数が減るため、作業そのものに集中でき、スクリプトの記述や独自ワークフローの作成も簡素化できると、GitHubは述べている。
GitHubは2020年2月にGitHub CLIのβ版をリリースしていた。今回の1.0版はWindows、macOS、Linux向けだ。
GitHub CLI 1.0の特徴は次の通り。
GitHub CLIは、イシュー作成からリリースまで、GitHubワークフローの全段階で使用できる。GitHub CLIで使える主なコマンドは次の通り。
GitHub CLIでは、「gh alias set」コマンドを使って、任意のコマンドのエイリアスを作成できる。強力な「gh api」によってGitHub APIに直接アクセスできるので、「gh」でできることに限界はないと、GitHubは述べている。ユーザーがコマンドを簡単に作成できるという。
GitHub CLI 1.0は、GitHub Enterprise Server 2.20以降でホストされるリポジトリに対応した。これはβ版の発表以降、最も要望が多かった機能だという。
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