「サイバー先進企業」に共通する6つの特徴とは アクセンチュアが「サイバーレジリエンスの現状 2021」を公開セキュリティ技術への投資効果を調査

アクセンチュアは、企業のセキュリティの優先度や現行のセキュリティ対策の有効性、セキュリティ技術への投資効果を調べた年次調査レポート「サイバーレジリエンスの現状 2021」を発行した。

» 2021年12月27日 08時00分 公開
[@IT]

この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。

 アクセンチュアは2021年12月21日、「サイバーレジリエンスの現状 2021(State of Cybersecurity Resilience 2021)」を発行した。これは企業のセキュリティの優先度やセキュリティ対策の有効性、セキュリティ技術への投資効果を調べたレポート。調査は世界18カ国(アジア太平洋、北米、南米、欧州)の「年商10億米ドル以上の企業」の経営幹部を対象に実施し、4744人から有効回答を得た。

進化するサイバー攻撃に息切れする企業も

 同レポートによると、「サイバー攻撃手法が絶え間なく進化を続ける中、対応コストを維持できない」と考えている経営幹部の割合は81%で、前年の調査(69%)から増加していた。82%の経営幹部が「この1年間でサイバーセキュリティへの投資を拡大した」と回答しているが、不正アクセスの件数は1社当たり平均270件となっており、2020年よりも31%増加した。

画像 1社当たりの平均攻撃件数(提供:アクセンチュア

 アクセンチュアのケリー・ビッセル氏(アクセンチュア・セキュリティ グローバル統括)は次のように述べている。

 「ビジネス成果を追求してサイバーセキュリティを軽視している企業はリスクに直面しやすい。サイバー攻撃に対応するためには、企業がサイバー脅威の状況を明確に把握した上で、ビジネスの優先課題の対応と成果創出との両立を図る必要がある」

ビジネス目標とセキュリティ投資を連携させることの重要性

 アクセンチュアは同レポートの中で、「サイバー攻撃に対する耐性を持ち、セキュリティをビジネス戦略と連携させてサイバーセキュリティの投資効果を高めている企業群」を「サイバー先進企業」と定義。そうした企業に共通する特徴を6つ挙げている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

スポンサーからのお知らせPR

注目のテーマ

Microsoft & Windows最前線2025
AI for エンジニアリング
ローコード/ノーコード セントラル by @IT - ITエンジニアがビジネスの中心で活躍する組織へ
Cloud Native Central by @IT - スケーラブルな能力を組織に
システム開発ノウハウ 【発注ナビ】PR
あなたにおすすめの記事PR

RSSについて

アイティメディアIDについて

メールマガジン登録

@ITのメールマガジンは、 もちろん、すべて無料です。ぜひメールマガジンをご購読ください。