Windows 11は、自動的にコンピュータの名前が付けられる。ただ、この名前は長く、分かりにくいものとなる。そこで、自分のPCの名前を変更して分かりやすくする方法を紹介しよう。
この記事は会員限定です。会員登録(無料)すると全てご覧いただけます。
対象:Windows 11
「Windows 11」で初期設定する際、自動的にコンピュータの名前(PCの名前)が付けられる。ただ、この名前は「LAPTOP-TMM07FP0」「DESKTOP-EG6BPNI」といった具合に名前が長く、分かりにくいものとなる。
そのため、リモートデスクトップなどでPCに接続する際に、PCの名前が入力しにくかったり、間違えたりしやすい。また、リモートで管理する場合も、同じようなPCの名前が並ぶため、ターゲットのPCが分かりにくいという問題がある。
そこで、なるべく分かりやすいPCの名前を付けるようにしよう。特に組織では、PCの命名ルールを決めて、どのPCを誰が利用しているかが分かるようにするとよい。
Windows 11では、そのインストール後に起動する初期設定ウィザードでPCの名前を付けられるようになった。更新プログラムの確認と適用後、[デバイスに名前を付けましょう]という画面が表示され、ここでPCの名前が付けられる。
ここで、[今はスキップ]をクリックすると、自動的に「LAPTOP-TMM07FP0」「DESKTOP-EG6BPNI」といった名前が自動的に付けられる。PCの名前は、15文字以内で、数字だけにすることはできない。また、スペースや「\"/\\[]:|<>+=;,?」といった特殊文字は使用できない(半角の英数字とハイフンだけにするのがおすすめ)。さらに、ネットワーク上で重複するとトラブルの元なので、なるべく短い名前でユニークなものを付ける必要がある(アルファベットの大文字と小文字は区別されず、重複と見なされるので注意)。
名前を入力して、[次へ]ボタンをクリックすると、再起動が行われ、入力したPCの名前が付けられる。
ここで名前を付けてしまうのが簡単だが、後述の通り、後からでもPCの名前は変更できるので、スキップしたり、適当な名前を付けたりしておいてもよい(ただし他の機器と重複しないように注意)。
Windows 11の[設定]アプリには、PCの名前を変更できるところが2つある。どちらも結果は同じなので、好きな方で変更するとよい。
Windows 11では、[設定]アプリの[システム]画面でPCの名前が変更できるようになった。[設定]アプリを起動し、左ペインで[システム]を選択すると、右ペインの上部に表示された「現在のPCの名前」の下に[名前の変更]リンクがあるので、これをクリックする。
[PC名を変更する]ダイアログが開くので、新しいPCの名前を入力して、[次へ]ボタンをクリックする。再起動を促すダイアログに変わるので、すぐにPCの名前を変更したい場合は、[今すぐ再起動する]ボタンをクリックして、再起動を行う。
[設定]アプリを起動し、左ペインで[システム]を選択、右ペインで[バージョン情報]をクリックする。[バージョン情報]画面が開くので、ここの[このPCの名前の変更]ボタンをクリックすると、[PC名を変更する]ダイアログが開く。新しいPCの名前を入力して、[次へ]ボタンをクリック、次のダイアログで[今すぐ再起動]ボタンをクリックして再起動を行えばよい。
Active Directoryドメインに参加したり(Proエディションなどの場合)、ワークグループの名前も変更したりしたい場合は、Windows 10と同様、[システムのプロパティ]ダイアログを利用する必要がある。
Copyright© Digital Advantage Corp. All Rights Reserved.